だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

堕ちた修道士

2012-02-26 21:29:43 | 映画
キリスト教をテーマにした映画は、大好き。奇蹟も神秘も驚異も恐怖も、すべて映画に最高にテーマですね。「エクソシスト」(73)「オーメン」(76)「ゴッド・アーミー/悪の天使」(94)「ダ・ヴィンチ・コード」(06)

もっと古くは、「サムソンとデリラ」(49)「聖衣」(53)「十戒」(56)「ベン・ハー」(59)「偉大な生涯の物語」(65)「天地創造」(66)など、ああ~限がない!「エバン・オールマイティ」(07未)にも神が出演。

キリスト教で修道士のことを、MONKと言います。チョウ・ユンファがチベット僧を演じた「バレット モンク」(03)や、アンディ・ラウが筋肉モリモリの仏僧を演じた「マッスルモンク」(03)もあったっけ。

それはともかく、「ハリー、見知らぬ友人」(00)で監督デビューしたドミニク・モルが脚本・監督したのが「マンク ~破戒僧~」(11)です。フランス映画なので、“マンク”なのかも。原作者はマシュー・G・ルイス。

ルイスは、1775年7月9日ロンドン生まれの詩人で小説家。1796年、ゴシック小説『マンク』を出版。若干19歳。その内容から160間禁書とされていたといいます。ルイスの生涯もすごいですが、映画も。

17世紀スペインのマドリッド。アンブロシオ(ヴァンサン・カッセル)は、赤ん坊の時カプチン派の修道院に捨てられ、修道士に育てられました。熱心な彼の説教を聞きに多くの人々が集まるほどでした。

すべての欲を絶ち、規律を重んじるアンブロシオ。ある日、傷ついた顔を仮面で覆う見習い修道士バレリオがやって来ます。彼は、頭痛で悩むアンブロシオを癒す不思議な力を持っていました。

彼は、アンブロシオに近づくために変装した女性(デボラ・フランソワ)だったのです。美しいバレリオの誘惑にはまり、アンブロシオは戒律を破ってしまいます。破戒僧となってしまったアンブロシオ。

やがて本性を表した魔性の女の意のままに、黒魔術に手を染め、聖なる教会を黒ミサで汚していくのです。妖術、強姦、窃盗、殺人とあらゆる悪徳に身を沈めるアンブロシオ。果たして?

主演のカッセルは、1966年11月23日パリ出身。「ドーベルマン」(97)「ジャンヌ・ダルク」(99)「クリムゾン・リバー」(00)「ジェヴォーダンの獣」(01)「イースタン・プロミス」(07)に出演。渋い!

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