だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

スペイン発、ポリティカル・アクション・スリラー

2014-04-26 22:05:21 | 映画
ペドロ・アルモドバル監督「アイム・ソー・エキサイテッド!」(13)で、機長アレックスを演じたアントニオ・デ・ラ・トレ。先日マイブログで紹介した「カニバル」(13)でも、主役を務めています。

ハリウッドスターのように名前も顔もまだまだ覚えることができないでいますが、「アイム・ソー・エキサイテッド!」の前に出演した作品を発見!それが、「インベーダー・ミッション」(12)です。

原作フェルナンド・マリアス、監督ダニエル・カルパルソロ。2004年2月、イラク戦争下のイラクでのこと。国際医師派遣団に所属するスペイン人の軍医パブロ(アルベルト・アンマン)。

ある日、パブロはアメリカ軍の護衛を受けて負傷者を病院に搬送していました。ところが、地元で活動するテロリストの凄まじい奇襲を受け、部隊は壊滅してしまうのでした。

2週間後、奇跡的に一命を取りとめたパブロはスペインの病院で目を覚まします。『なぜ、あの惨劇の場から自分だけが助かったのか?』…事件当時の記憶を一切失い、思い出せない…。

さらに、戦場での出来事を口外しないよう政府から秘密厳守の書類にサインを求められ…。あの日、いったい戦場で何が起こったのか?事件の真相を追う医師。

国家が隠匿する巨大な秘密とは?キーワードは、イラク戦争、イラク、テロリスト、奇襲、生還、記憶喪失、秘密厳守…これだけ見ると戦争アクションのようであり、サスペンス映画のよう。

しかし、タイトルの“インベーダー・ミッション”とは?映画の原題は、『INVASOR(インヴァソール)』。これ、スペイン語のINVADER(侵略者、侵入者、インベーダー)だそう。

そうですか。“インベーダーと聞いて短絡的に宇宙人と思ってしまうSFホラーファン!勘違い。本作で、2013年ゴヤ賞の5部門にノミネート。助演男優賞にアントニオ・デ・ラ・トレ。

特殊効果賞、録音賞、編集賞、脚色賞。ちなみに受賞したのは、パブロ・ベルヘル監督「ブランカニエベス」でした。それにしてもアントニオ・デ・ラ・トレ、気になります。
コメント
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