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だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ひたすら、歩く!

2012-08-04 21:41:05 | 映画
シドニー出身のピーター・ウィア-監督、オーストラリア時代の作品には、「ピクニックatハンギング・ロック」(75)を初め、メル・ギブソン主演の「誓い」(81)「危険な年」(82)があります。

アメリカでの初作品が「刑事ジョン・ブック/目撃者」(85)で、アカデミー賞8部門ノミネート、脚本賞と編集賞を受賞。当然、それ以降の作品は大注目。ハリソン・フォード主演「モスキート・コースト」(86)

「いまを生きる」(89/脚本賞)、「グリーン・カード」(90/ノミネート)、「フィアレス」(93/ノミネート)、「トゥルーマン・ショー」(98/ノミネート)、「マスター・アンド・コマンダー」(03/撮影賞・音響賞)

いずれも賞絡みのピーター・ウィア-。素晴らしい!作品は少なく、7年ぶりの監督作「ウェイバック 脱出6500km」が公開。原作はスラヴォミール・ラウイッツ著『脱出記 シベリアからインドまで歩いた男たち』

彼は実在のポーランド人兵士(1915~04、88歳没)。第2次世界大戦下の1940年。スターリン批判とスパイ容疑でヤヌシュ(ジム・スタージェス)は、無実の罪で20年の刑を言い渡されます。

極寒のシベリアの矯正労働収容所へ護送されたヤヌシュ。夏は猛暑、冬は酷寒、食事は祖末、生き延びるのは困難。ヤヌシュは、ある猛吹雪の夜に仲間と収容所を脱出。なんとか追手をまいた6人とは…

地下鉄技術者のアメリカ人スミス(エド・ハリス)、ラトビア人牧師ヴォス(グスタフ・スカルスガルド)、ユーゴ人会計士ゾラン(ドラゴス・ブクル)、ポーランド人のケーキ職人トマシュ(アレクサンドル・ポトチェアン)

夜盲症のポーランド人カジク(セバスチャン・アーツェンドウスキ)。そして犯罪集団ウルキに所属するロシア人ヴァルカ(コリン・ファレル)も。食糧も装備もほとんどなく、目指す方向も確かでない逃避行。

シベリアからモンゴル、ゴビ砂漠、チベット、ヒマラヤを超えインドへ。凍てつく森を抜け、灼熱の砂漠をわたる6500km。1年間、ひたすら歩く…。出演者たちは実際に冬季キャンプをしたそうです。

他にロシア人俳優カバロフにマーク・ストロング、バイカル湖で出会う少女イリーナにシアーシャ・ローナンも出演。俳優たちの約2か月に及ぶ撮影も想像を絶します。心して見ましょう!
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