だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

トリュフォーとゴダール、友情と決別

2011-06-04 20:45:43 | 映画
映画好きなら、一度は聞いたことがあるかと思いますが、映画の始まりは1890年代。1893年にエジソンが、映写機キネトスコープを公開。さらにフランスのリュミエール兄弟がシネマトグラフ・リュミエールを開発。

世界初の映画は、リュミエール兄弟が公開した「シオタ駅への列車の到着」と題した、駅のプラットフォームに蒸気機関車がやってくる映像で、上映時間わずか数分だったとか。その他「工場の出口」など全12本。

今でいうショートフィルムですね。やがてサイレント映画の時代へ。1900年代になってフランスの「月世界旅行」(02)、アメリカ映画「大列車強盗」(03)「國民の創生」(15)「イントレランス」(16)…

その後は改めてご紹介するまでもありませんが、映画は発展しながら現在も続き、技術の進歩もありSFX、VFX、CG、デジタル、3D映画の時代に。リュミエール兄弟が今の映画を見たら、どう思うでしょうね~。

ところでそんな映画史の中で素通りできないのが、アメリカン・ニューシネマ。1960年後半から70年代にアメリカで起き、体制に反抗する若者たちを描きました。代表作には「俺たちに明日はない」(67)

「イージー・ライダー」「明日に向って撃て!」「真夜中のカーボーイ」(69)「マッシュ」「いちご白書」(70)「カッコーの巣の上で」(75)「タクシードライバー」(76)など。見ましたね~、ドキドキしながら。

それより前にフランスで起きたのが、ヌーヴェルヴァーグです。新たしい波という意味。スタジオ出身者ではなく、下積みなどなく監督デビューし、ロケ、同時録音、即興演出などの手法で映画を作る作家、作品を指します。

その代表的な映画監督が、ジャン=リュック・ゴダールとフランソワ・トリュフォー。2人を取り上げたドキュメンタリー映画が、「ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー」(10)です。

2009年カンヌ国際映画祭、クラシック部門正式出品作。監督はエマニュエル・ローラン。1959面5月、カンヌ国際映画祭に出品されたトリュフォー監督の「大人は判ってくれない」(59)こそが、ヌーヴェルヴァーグのはじまりでした。

そしてゴダール監督の「勝手にしやがれ」(59)。2人は伝説となり、その友情はいつまでも続くかに見えたのですが…。1967年のカンヌ映画祭における粉砕事件とは?その記録を見せてくれます。
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