本屋さんで、ベストセラーの本が平積みになっている中から『ざんねんないきもの事典』を見つけて、
「へぇ、おもしろそう。今、こんなのが売れてるんだ…」
とパラパラめくってみたのは、確か去年の夏ごろ…。
その後、続編・続々編も出版され、2018年もランキング上位に入っているんですね!
ほかにも…
『どんまいないきもの図鑑』
『泣けるいきもの図鑑』
『せつない動物図鑑』
『えげつないいきもの図鑑』
『ゆかいないきもの図鑑』
『わけあって絶滅しました。』
などなど似たような傾向の生き物図鑑がぞくぞくと図書館にも入ってきています。
これらの本にはこれまでの一般的な図鑑とは異なる共通の特徴があります。
*本の大きさがコンパクトで軽い。
*写真やリアルな絵ではなく、どこか愛嬌のあるイラスト。
*一つの生き物につき1ページもしくは見開き2ページで完結。
*人間から見て「ざんねん」とか「どんまい」とか「せつない」…と思えることに特化した解説。
生き物たちの意外な一面が満載で、読んでいると思わず
「えっ」「うっ…」「ぎょっ!!」
と口をついて出てしまいます。
例えば…
*リスはほお袋で食べ物がくさって病気になる 『続々ざんねんないきもの事典』より
*ヤマネ 冬眠中にそのまま凍死することがあります。 『泣けるいきもの図鑑』より
*プラティべロドン アゴが重すぎて絶滅 『わけあって絶滅しました。』より
解説を読むとなお、おもしろいです。興味のある方は、ぜひ手に取ってみてください。
ここでご紹介した本は本館児童書8、9、10の棚に揃っています。
それにしても「ざんねん」とか「どんまい」とか「えげつない」とか…
〇〇な生き物たちに感情や言葉があったら、
懸命に生きてるのに「失礼な」「余計なお世話だ」と言われそうですね (MM)