眠らない街

将棋、サッカー、スノボ、マンガとちょっぴり恋愛話など。

白馬のスクール~前後の移動

2009年02月10日 | スノボスクール
白馬のスクールでは、1月4日にちょっとだけ教わったインストラクター高石さんについてもらいました。
前回1月4日の時、ちょっとコワそうなお姉さんという感じだった高石さんですが、前回のことを覚えてくれていて、気さくに接して頂けました。
初めての受講生だと、インストラクターさんも緊張するんでしょうね。
勝手が分かっていれば安心するのは、受講生もインストラクターさんも同じかもしれません。

「山本さんってご存知ですか?」
先週、神立で教わったインストラクター山本さんの名前を出してみました。
「んっ?生徒さん?」
「いえ、元五竜のインストラクターさんです」
「先週、神立で教わったんです。今日、五竜に来るって言ってましたよ」
「あ~知ってます!誰か見たって言ってましたね」
高石さん、ビックリしながらも、横のつながりがあったことに何か嬉しそうでした。

今回のスクールは、カービングターンにおける「前後の移動」導入編でした。
但し、私の不出来で、高石さんが予定していた練習メニューの半分も実施出来なかったと思います。
本当に申し訳ない思いで一杯でした。

この「前後の移動」は、自分でも多少は認識していました。
重心を左右に移動することで、方向を変えターンすると考えがちですが、カービングターンでは前後の移動も重要になります。

ターンは、横から下方向(ターン前半)と、下から横方向(ターン後半)への動きがあります。

ボードが横から下方向に動く時は、重心を斜め前(斜めはフォールラインの方向)に移します。
ボードを落とすために、重心を谷方向に持って行くわけです。
ボードが下から横方向に動く時は、前にかかっている重心を後ろに移します。
重心を後ろに持ってくるというより、高速安定性のある姿勢(後述①)かつ、荷重をかけやすい姿勢にするという感じ。

①斜滑降(フロント/バック)
今回もまず斜滑降から。
斜滑降の後のシュプールを見て、姿勢、足への力の入れ具合を見ていました。
「あそこで、微妙にバランス崩していますよね」
シュプールが、すーっと引いた1本の線にならず、蛇行している箇所を指して言われました。
「斜滑降の時の姿勢は、胸を進行方向に向けて、腰を落とした格好」
「左手はリラックスさせて進行方向。右手は体の横でバランスを取るような感じ」
この「後ろ荷重」の姿勢は、1月28日の白馬のスクールで教わったのと同じ。
「これで、エッジングを意識して」
フロント、バック2回ずつ滑って、2回目でOKでました。
このメニューは、前後の移動の「後」の方になります。

②斜滑降中の上下動(フロント/バック)
このメニューは、前後の移動の「後」から「「前」への練習」になります。
斜滑降中に上下動を入れ、安定して1本の線が描ければOK。

③斜滑降から一度沈んでノーズドロップ(フロント/バック)
ノーズドロップが、「前」(斜め前)への動きになります。
斜滑降から一度沈む(腰を落とす、かつ、重心を後ろに移動)のは、疑似ターン後半の動き。
ノーズドロップは、伸び上がる(腰を斜め前。重心を前に移動)動きで、ターン前半。
この練習メニューでは、
「ターンの始動で、エッジをノーズからがっちり食い込ませて!」
という点を強調されていました。
スクール受講中、これが最後までイメージ出来ず・・・。
「ノーズがドロップしていない」ということなんだと思います。

④Jターン(バック)
Jターンというのは、直滑降でスピードを出してターンし、ターンしたまま切れ上がる動き。
直滑降では、①の姿勢を取ります。
なるべく大きな弧を描くためには、急激にひねろうとしないこと。
急激にひねる=ブレーキになります。
ここでは、直滑降が上手く出来ずに失敗の連続でした。
「直滑降が苦手なんです」
「そうですねぇ~直滑降のレッスンってしないですからね~」
「じゃあ、やりましょうか!」
ということで、特別に直滑降メニューをやりました。⑤へ。

⑤直滑降
「渡辺さんに教わったとき、足裏全体で踏むと教わりました」
と言ったら、
「何気なく乗ってるだけじゃダメですよ」
「ちゃんと踏み込まないと!」
ということで、①の姿勢を取り、滑っている最中は、腹筋に力を入れるようにとのこと。
また、
「コースは必ずしも真っ平らじゃないので、足の力加減で方向はコントロールする必要がありますよ」
というのは、初めて教わりました。
滑走数回でOK。
今回の成果は、この直滑降だけ(泣)ですが、今年一番身になったレッスンだったかもしれません。

⑥急制動(フロント/バック)
直滑降でセットで教わるのがこれ。
高石さんのお手本では、横にしてピタっと止まります。
バックもフロントも、ローテーションして向きを変え、重心を低くして踏み込む。これだけ。
私の急制動は、止まるまでズズズッーっとなってしまいます。
珍しいフロントの急制動もやりましたが、こちらの方が難しいです。

⑦連続ターン
①の姿勢をとるのですが、バックサイドでは右手を低く、フロントサイドでは右手を高くしてバランスを取る点もポイントです。
ターン後半の後ろ荷重で「強く踏み込んで」「お腹に力入れて」、ターン前半で「前に伸び上がるように!」を再三言われますが、
「ターン前半は、そのまま上に立ち上がるような感じ」
とダメ出し。
ターン後半の「強く踏み込む」「お腹に力入れる」も、OKは出ず仕舞い。

ちょっと斜度がキツめというのはありましたが、OKが出なかったのは情けないの一言です。
ただ、直滑降と急制動は、確実に身に付き不安がなくなりました。
高石さん、ありがとうございました!!

今回の一言:「前後の移動としっかり踏み込む」

<追記>
直滑降と急制動については、「SnowBoarder」誌2009vol.5の「帰ってきたスノーボー道」講座を参照すると、理解が増すと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿