眠らない街

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上国のスクール

2009年02月13日 | スノボスクール
午前中、長峰クワッドリフトを降り、すぐ横の美奈ゲレンデで滑ってました。
かなり斜度がありますが、ここをカービングで滑って降りたいということで、何度もチャレンジ!
しかし、ほとんど体で滑って(転んで)いました。
そのうちに、フォームが崩れてきます。
どう滑っていいか、分からなくなっていました。

午後からスクール
上級コースに振り分けられます。
インストラクターは、山本さんという男性の方。高嶋政宏似の頼れるリーダータイプ。
メチャクチャ落ち付きがあって、渋くてカッコイイ。

上級は私1人。
ペアリフトに乗った時、
「どういう指導を受けたいとか、ありますか?」
と聞かれました。
「カービングが出来るようになりたいです」
「斜度がキツいとダメです」
「他のスクールで、よく注意されることはありますか」
「頭はよく言われます。下がっているって」
「分かりました。一度見てみましょう」

長峰ゲレンデで、早速1本テスト滑走。
カービングでエッジを立てて滑るように言われます。
・・・が、午後からバーンが緩くなっており、雪の深さで思うようにコントロール出来ません。
その後、午前中に散々滑った美奈ゲレンデへ。
1本滑ると、
「悪くない滑りです。しかし1つ残念な点があります」
「・・・」
「頭が下がっていると言われていましたが、むしろ上半身です」
「下半身が高く、上半身で低くしようとしているから、ボードの上に体が乗っていません」
「ボードの上に体が乗っていないと、斜度がきつくなるとコントロール出来なくなります」
「あと、斜度がきついところでは、リスクを冒さない滑りも必要です」
「カービングにこだわらず、ずらしながら降りれるようになりましょう」
「ずらしながら滑るのを、カービングに見せかけるテクもありますよ」

ということで、カービングというより、主にドリフトターン/グライドターンのレッスンになりました。
美奈ゲレンデに戻り、斜度がキツイ部分を回避して、レッスン開始。

①レールターン
白馬のレッスンでやった後ろ荷重の姿勢で、体軸だけを傾けるターンをするように言われました。
静止した状態で後ろ荷重の姿勢を作り、体をバックに傾ける→戻す→フロントに傾ける→戻す、というのを言われます。
腕を振ってローテーションの気配が見えると、
「ローテーションはしない!体は動かさない!傾けるだけ!」
と強く言われます。
静止した状態での傾きでOKが出ると、滑走開始。
ものすごく滑り易かったのにビックリ。
「体を一切動かさない」ということで、足首、腰、膝、頭、全て動かさずに傾きだけに集中した結果、ボードの垂直上に体が乗ることが出来ました。
無事OK出ました。

②クロスオーバー
「レールターンは、片側だけのターンなんです」
「???」
山本さんが言うには、
「ターン後半からフォールラインは、フラットで滑っていて(戻す動き)、ターン前半だけエッジを立てた滑りになっている(傾きの動き)」
から。
クロスオーバーは、ターン後半から前半に移る瞬間、ボードの切り替えで、一瞬だけフラットを感じ、飛び越えて逆側の傾きを行う練習。
「バックサイドの時は、谷に身を投じるようなイメージで!」
「フロントザイドの時は、谷側に倒れるようなイメージで!」
滑走1本で、
「悪くない滑りです。意識としては出来ていました」
「まあ、難しいですからね」
とのこと。

③グライドターン
「ケツ出し、腹出しって聞いたことありますか?」
「ありません」
ここでの練習メニューは、ズレのターン。
ズレのターンは、前足を支点にして、後ろ足を振ると考えてしまいますが、これはその1つで全部で3種類あるとのこと。
・前足を支点にして、後ろ足を振る
・後ろ足を支点にして、前足を振る
・両足を振る
この練習メニューは「両足を振る」もの。
ちなみにこの「両足を振る」は、クルマに例えると「4輪ドリフト」になると思います。頭文字D1巻99~101ページ参照。

ボードの上に立ち「軽く腰を落とす、胸はやや前に向ける」という基本姿勢を作ります。
静止した状態で、腹だけをボードの外側に出す→戻す→ケツだけをボードの外側に出す→戻すというのを繰り返し行います。
「腰落とさない!腕も固定!腹とケツだけ!」
山本さんがお手本で滑ると、ターンの跡は、三日月のようなズレと1本の線のキレが出来ます。
実際滑ると、
「エッジを立てようとしてます。傾けちゃダメ!」
「腹とケツを出す!戻す!出す!戻す!これだけです」
これが意外と難しかったです。出すことは出来ますが、戻すことが上手く出来ません。
斜度がキツかった要因もあると思います。
結局OKは出ずじまい。

練習メニュー的には少なかったですが、一番簡単なメニューなはずなのに、一番苦戦したかもしれません。
「カービングは、ボードの上に体が乗って、傾けるだけです」
「グライドは、傾けずに腹とケツを突き出すだけです」
「斜度に応じて使い分けられるようになればリスクが少なく、安全に滑れるようになります」
「でも、出来なければ、上達が止まるかもしれません」
穏やかな口調ですが、終始厳しい感じのコメントでした。

しかし、「ボードの上に体がしっかり乗る」という基本がイマイチという指摘なのだと思います。
基本の塊を目指すには、この日の練習メニューをクリアするのみ!!
山本さん、ありがとうございました!!

今回の一言:「ボードの上に体がしっかり乗る」

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