眠らない街

将棋、サッカー、スノボ、マンガとちょっぴり恋愛話など。

バスプラン/JRプラン、日帰りプラン/宿泊プラン

2009年01月28日 | スノボ
1月25日にJRプランで白馬五竜に行ったのは、バスとJRの比較をしたかったのがありました。

・JRプラン:¥15100
東京-長野往復チケット。長野-エスカルプラザバス往復。リフト券付き。
9時半現地着、10時滑走開始。16時滑走終了、16時半現地発、18時半長野発。
滑走時間5~6時間(休憩1時間:平均5時間)
メリット:滑走時間帯が自分の体が合っている。午後ギリギリまで滑れる。移動時間が短い。長野新幹線あさまに乗れる。立ち食いうどんが食べられる(笑)。
デメリット:午前スクールに間に合わない。高額。乗り継ぎ行程に余裕がない。

・バスプラン:¥10800
池袋-エスカルプラザ往復。リフト券付き。朝食割引券付き。
前日23時半出発、当日5時半着。8時まで仮眠、9時滑走開始(着替え+朝食のため)。
15時半滑走終了、16時現地発(土曜の場合は17時現地発)。21時新宿着。
滑走時間:5.5~7.5時間(休憩1時間:平均5.5時間)
メリット:平均滑走6時間。安価。行程に余裕がある。乗り換えが皆無。午前スクールを利用出来る。ボードを担ぐ時間が少ない。
デメリット:睡眠不足。バスの座席が自分には狭い。体がイマイチ起きていない。休憩所の度にお金を使ってしまいがち。
現地着から滑走開始まで間が開き、有料仮眠室を使ってしまう。帰りの混雑のリスク。

感触としては、かなり大変だと思ったJRプランは、意外と体に負担がかかりませんでした。
乗り継ぎに余裕はありませんが、しっかりスケジュールを押さえておけば、こなすことは出来ます。
バスプランは、現地到着までの疲れがネック。5時半到着で6時半から滑走することは出来ます。
しかし、私的には8時まで仮眠が必要です。
バスプランは、もうちょっと慣れてくれば、楽かもしれませんが、私的にはJRプランが優先です。

また、現状日帰りオンリーですが、当然、宿泊プランでたっぷり滑りたいという思いもあります。
最初の問題は、宿泊先
2名からの申し込みが普通で、1名OKの宿でも割高が普通。
ただ、旅行会社のプランでなく、自分で探せば、1名かつ素泊まりOKの宿もあるにはあります。
次の問題は、宿までJRで行くか、バスで行くか
1名宿泊にJRを組み合わせる場合、JRのスキー/スノボ用チケットを申し込むことはNGです(プランがない)。
旅行会社のプランに従うと、宿が限られます。
自前でリフト券割引のある宿を探して、JRの往復チケットやフリーチケットを組み合わせるのがベターです。

私が宿泊で滑りに行きたいのは、白馬五竜赤倉温泉山形蔵王温泉の3ヵ所。
ここで、白馬宿泊の場合、長野からスキー場までのバスチケットを自前で用意する(往復¥3000)ことになるので、トータルの旅費を安くあげることが出来ません。
この中では、赤倉温泉が一番可能性がありそうです。
赤倉温泉の場合、東京-長野までの往復のチケットが取れれば、最寄駅までの料金は大したことがありませんし、バス行程がありません。
また、山形蔵王温泉は、宿の宿泊プランにリフト券が(何故か)付かず、割高になるのは避けられないようです。
色々、検討してみましたが、日帰り料金+¥13000というのが最低ラインっぽいです。
山形蔵王温泉の場合は、¥30000以上かかるだろうなぁ・・・

そこで、将棋で培った経験を生かすことを考えました。
スキー場付近に宿を取るのではなく、ターミナル駅(長野、山形)周辺の健康ランドを利用するというもの。
私がよく大阪遠征、四日市遠征でやる手です。
健康ランドならば入館は何時でもOK。深夜料金でも¥3000未満なのでかなり安く上がります。
長野駅周辺では、篠ノ井という場所に、信州健康村という大きな健康ランドがありました。
これはかなり使える感じがしたのですが、長野-スキー場までのバス代往復¥3000を考慮すると、やはり往復のJR料金次第ですね。

JRの土日フリー切符¥18000を使って、宿泊なしの連チャン日帰りというアイデアも出してみましたが、よくよく考えると本末転倒でした。
ただ、山形までの往復新幹線代金よりは安いので、覚えておくと何かの拍子に利用出来るかもしれません。

白馬でのスクール

2009年01月28日 | スノボスクール
午前スクールに間に合わなかったため、午後スクールに。
私は、通常、午後スクール派
午前中は、前週のスクールで受けたレッスン内容を復習したりしています。
サイドスリップとか、斜滑降とか、レールターンなどを軽くこなしてから滑走。
あと、午後スクールの方が人が少なく、個人レッスンに近くてお得というのもあります。

ただ、白馬五竜の午後スクールは、終了が15時半。
帰りのバスの時間を考えると、残り30分しか滑れません。
憧れのアルプス平ゲレンデ(頂上付近)を諦めることになります。
スクール受講断念しようかとも考えましたが、午前中、白馬の雪面に想像以上に苦戦したので、素直に受講しようと決めました。

13時半、午後スクール集合時間。
エスカルプラザ前の鐘の前には、私と子供が2人。インストラクターさんが2人。女性インストラクターさん0人。
個人レッスンにはなりましたが、ここ数回女性インストラクターさんをツモっていたので、ちょっと残念
インストラクターは、渡辺さんという頼れるアニキタイプの男性の方。
しかし、この渡辺さんのレッスンが、柏のフランサもビックリのマジシャンぶりでした。

スクール開始。
まずは、いつもの通りとおみ第1ペアリフトに乗りいいもりゲレンデへ。
早速1本テスト滑走するよう、指示されます。
それを見て、渡辺さんコメント。
「悪くない滑りです。どう滑ればいいか分かっていると思いますが、ところどころ出来ていない部分があります」
「そこを直せば、もっと楽に滑れるようになります」

以下レッスン内容とポイント。
①斜滑降(フロント/バック)
まず、斜滑降を見るのが、インストラクターさんの基本のようです。
今回は、上国のスクールのように、キレ/ズレを指導する目的でなく、滑っている最中のバランスを見ていました。
「分かりました。では次にこれをやってみましょう」
と言われ、②へ。

②斜滑降の途中で連続ジャンプ(バック)
「オーリーではなく、小さくジャンプを入れて下さい。まず私がやってみます」
渡辺さんが、お手本で先に滑ります。
斜滑降の合間に軽くジャンプするという感じ。グラウンドトリックとは程遠いものでした。
簡単そうに見えますが、私が滑ると、うまく着地出来ません。
「実は、ジャンプを入れると、色々なことが分かるんです」
ボードから重心が外れていたり、足首がうまく使えていないと、着地出来ません。
また、斜滑降途中のジャンプなので、肩のラインとボードが平行でないと、これも着地出来ません。
こういう説明を受けましたが、どうやれば出来るかという話はなく、③へ。

③斜滑降(バック)→ターン→斜滑降(フロント)→ターン
「ボードから頭まで、1本の棒が突き刺さっているとイメージして、構えて下さい」
「では、滑って」
言われるがままに滑ります。
次は、斜滑降にターンを追加して、ターン後斜滑降。
これも言われるがままに滑ります。
ポイントは、1本の棒が突き刺さっているイメージ。斜滑降が出来れば、難しいところはありません。④へ。

④③から斜滑降を抜く
「では次に、先ほどやった斜滑降、ターン、斜滑降、ターンから、斜滑降を抜いて下さい」
「1本の棒が突き刺さっているイメージは意識して」
③も④もポイントは、重心がボードの上に乗っていること。
斜滑降の出来る構えが、滑っている時の理想形・・・ということでした。

渡辺さんのレッスンの特徴として、あまり極端なダメ出しはしてきません
まず、例え話で「こうするとどうなる」的な話をしてきます。
受講生の受け答えを聞いて、理想の動きのイメージを出してきます。
そして「あなたの動きはこうなっている」「そうだったのですか・・・」というやり取りを経る。
その後は、やっていたメニューに固執せず、別のメニューにチェンジして「こういう動きをやってみてください」と手本を見せる。
それをマスターすれば、自然と悪い動きが矯正されている・・・という感じ。
「ダメ」「直せ!」でなく、「これをやってみましょう」。
何か不思議なレッスンでした。

しかし、この練習メニューでは、最初の大きなダメ出しが出ました。⑤へ。

⑤直滑降から急制動
ダメ出しされたのは、バックサイドターン。
「よく上達本では、バックサイドターンの時、空気イスに座るような感じで・・・と書いてありますが、それは忘れて下さい」
「代わりに、和式トイレにしゃがむ感じでやって下さい」
イスに座る格好は、背もたれに寄り掛かる感じになりがちです。
私が持っている上達本には「椅子から、まさに立ち上がる感じで」と書いてありました。
分かり易い表現で「和式トイレ」が出たのだと思います。こちらの方が確かに連想し易いです。
で、矯正プログラムとしては、直滑降から急制動。
急制動した時の構えが、和式トイレにしゃがむ格好と同じなのです
滑ってみましたが、急制動失敗。⑥へ。

⑥レールターン
1月11日のガーラのスクールの「エッジtoエッジ」と同じ練習ですが、練習の意図が異なるので、タイトル変えました。
ガーラスクールの練習では、ボードの切り替え(フラット)を意図したものでしたが、レールターンはボードから頭まで、1本の棒をより意識させます。体の軸の傾きだけでターン。
これはOK出ました。

⑦指さし確認ターン
⑥で体軸を意識させた後、⑦⑧はローテーションの意識を高めるメニューです。
まずはステップ1。
「大事なのは目線!」
「進行方向に目が行っていません」
ということで、進行方向を指さし、目線を進行方向に合わせるように指示されます。
1回滑ると「目線と指さしが一致してない」とダメ出し。
目線が進行方向に向くようになると、ステップ2として、目線と指さしの連動の意識。
「目線と指さしを連動させるように!」
ここは出来るようになるまで、次に進みませんでした。
チャレンジ数回でOK。⑧へ。

⑧大げさな指さし確認ターン
「レールターンの姿勢から、ターン時の姿勢を変えてみます」
「ボードの上に普通に立って、膝を折って、腰を落とします」
ここまでで、基本姿勢。
「そして、体を進行方向に向けて下さい」
この姿勢は、よく上達本に書いてあります。胸が進行方向に向く格好になります。
「この姿勢を覚えておいて下さい」

「次に、先ほどやった指さし確認ターンで、腕の力を抜いてやや下げます」
「顔と腕を一致して、体を捻ってみて下さい」
両腕を軽く開いて(麻雀の八万みたいな開き具合)、ブンと体を捻ります。
「ハイ、そんな感じです。顔をちゃんと連動させて下さいね」
「で、捻った後の姿勢が、先ほどの変えてみると言った姿勢になってます」
確かに。
「体を捻ると、自然とそういう姿勢になります」
「それで、ターン後半で、エッジを切り替える時、大げさなぐらい捻ってみて下さい」
「いつもの30%増しぐらいで」
これも言われるがままに滑ります。
「もっと捻って!!」
繰り返し滑って、そこそこ出来ました。
ですが、本番はこれからでした。

⑨直滑降でスピードを出してから連続ターン
「スピードを出して」というのがポイント。
渡辺さんがお手本を示し、後に続いて滑りますが、なかなかOKが出ません。
「もっとスピード出して!」
「滑りは悪くないけど、遅いから出来ているかもしれないから・・・」
スピード不足が不満のようで、少考の後、⑩へ。

⑩直滑降
もう一度姿勢のチェック。
単純に直滑降を滑るように指示されます。渡辺さんは、私の直滑降の延長線上でチェックします。
1本滑った後、
「分かった!そういうことか!」
渡辺さん、やっと見つけたかのように開口一番、こう叫びました。

実は、私、直滑降が苦手で、真っ直ぐ滑れないのです。
滑ると、何故か、テールが左に流れてこけてしまいます。
仕方ないので、いつもつま先に軽く乗るような感じで、バランスとってました。
内緒にしていたことがバレた心境・・・。で⑪へ。

⑪連続ターン
まず、⑩で分かったことの説明。
「微妙に体軸が出来ていません」
「ターンの時、左腕の横から、進行方向見るようになってませんか?」
「あっ!その通りです」
「それで、ボードの上に頭が乗っていません」
「左腕の上から進行方向を見るような感じで、滑って下さい」
言われるがままにやったら、格段に滑りが安定しました。自分でもビックリ!
後は、この点に注意して、残り時間ギリギリまでフリー滑走。
スピードも出るし、右膝も悲鳴をあげないしで、自分の滑りじゃない感じでした。
ここで、スクール終了!!

⑫Q&A
渡辺さんから、何か聞きたいことがあれば・・・とのことだったので、正直に、
「直滑降が苦手なんです」
とゲロします。
「足からボードを外して、直滑降の時の姿勢を取ってみて下さい」
平地だったので、基本姿勢を取ると、
「本当にそう滑ってますか?」
うーん。つま先に力をかける姿勢で、立ち直します。
「ハイ。つま先に力かかってますよね。足の裏で雪面を踏んでいる感じがありますか?」
「・・・」
「そのまま。ジャンプして、着地した後、腰低くして下さい」
「ハイ。足の裏で雪面を踏んでいる感じがありますか?」
「あっ!あります!」
「直滑降もターンも全ては体軸です。ターン中は遠心力と重力がかかっています」
「ターン中、エッジを立てて体軸を傾けると、遠心力と重力の釣り合いが取れます」
「ジャンプを取り入れると、体軸の良い練習になるので、やってみるといいですよ」

ということで、豊富なメニューでバランスが劇的に改善されました。
本当にありがとうございましたっ!!

今回の一言:「体軸&直滑降」