久々の棋譜紹介です
。
何にしようか迷ったんですが、単純明快かつ爽快な一局として、看寿の角落ち下手にしてみました。
「こういう角落ちがあったんだ!」と、新鮮に感じること請け合いです
。
1736年11月17日、大橋宗民-伊藤看寿の角落ち戦より。
一般に角落ち下手は、矢倉でガチンコを挑むか、三間飛車や中飛車で、ポイントを稼いで行くかどちらか・・・つまり持久戦なんですが、この局は、取った位を捌き、居玉、飛び道具のみで急戦を仕掛けます
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/80/837a530d645580a4c7fb62cba6cdc842.png)
第1図以下:▲3七桂△3五銀▲2五飛△4六銀▲4八銀△3六歩▲4五桂△2四歩(途中図)
▲3三桂成△同桂▲2四飛△4五桂▲3三歩成△同玉▲5四飛△4四桂▲4七歩△5七銀成▲5五飛(第2図)
いきなりの▲3七桂がスゴい一着
。この後▲3六飛△3五歩▲2六飛となると、▲4五歩が残って上手がまずくなるので、△3五銀と反発する。
看寿は手に乗って▲4五桂とするが、途中図△2四歩が上手の常套手段。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/c7/f14824e3d32ab1cf32e975d5b9508391.png)
これには看寿の▲3三桂成~▲2四飛と▲4七歩が好手で、▲5五飛までの進行は下手がうまく立ち回った![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/17/38080c75b53ed048f45df3aa7fa64b2f.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/4b/c9755f6c846c215da823b5861d8d8ccc.png)
第3図は終盤の大詰め。▲3四銀△5ニ金左の局面。
第3図以下:▲5三歩△5七金▲6八金△4七成桂▲5七金△同成桂▲2三歩成△4一玉▲5二歩成△同金▲4二銀(第4図)
勝敗は既に決している感があるが、▲5三歩に△5七金が「せめて一太刀」という手。▲同飛なら△4八銀でちょっと面倒。
安全に勝つ手はいくらでもあるが、看寿は▲6八金以下金を入手し一気に上手玉を詰ましに行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/ce/16632f98f287a73e91ffb7c6f9a9cdc8.png)
最終▲4ニ銀が好手。本譜は以下△同玉▲4三銀成△5一玉▲5ニ成銀△同飛▲4ニ金まで76手で終局となった。
中盤の激しい立ち回りと、終盤の一気の即詰みが印象的な、看寿の代表局です。
最後安全勝ちをしなかったところが、本局の価値を高めています![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
何にしようか迷ったんですが、単純明快かつ爽快な一局として、看寿の角落ち下手にしてみました。
「こういう角落ちがあったんだ!」と、新鮮に感じること請け合いです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
1736年11月17日、大橋宗民-伊藤看寿の角落ち戦より。
一般に角落ち下手は、矢倉でガチンコを挑むか、三間飛車や中飛車で、ポイントを稼いで行くかどちらか・・・つまり持久戦なんですが、この局は、取った位を捌き、居玉、飛び道具のみで急戦を仕掛けます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_sup.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/80/837a530d645580a4c7fb62cba6cdc842.png)
第1図以下:▲3七桂△3五銀▲2五飛△4六銀▲4八銀△3六歩▲4五桂△2四歩(途中図)
▲3三桂成△同桂▲2四飛△4五桂▲3三歩成△同玉▲5四飛△4四桂▲4七歩△5七銀成▲5五飛(第2図)
いきなりの▲3七桂がスゴい一着
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
看寿は手に乗って▲4五桂とするが、途中図△2四歩が上手の常套手段。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/c7/f14824e3d32ab1cf32e975d5b9508391.png)
これには看寿の▲3三桂成~▲2四飛と▲4七歩が好手で、▲5五飛までの進行は下手がうまく立ち回った
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/17/38080c75b53ed048f45df3aa7fa64b2f.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/4b/c9755f6c846c215da823b5861d8d8ccc.png)
第3図は終盤の大詰め。▲3四銀△5ニ金左の局面。
第3図以下:▲5三歩△5七金▲6八金△4七成桂▲5七金△同成桂▲2三歩成△4一玉▲5二歩成△同金▲4二銀(第4図)
勝敗は既に決している感があるが、▲5三歩に△5七金が「せめて一太刀」という手。▲同飛なら△4八銀でちょっと面倒。
安全に勝つ手はいくらでもあるが、看寿は▲6八金以下金を入手し一気に上手玉を詰ましに行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/ce/16632f98f287a73e91ffb7c6f9a9cdc8.png)
最終▲4ニ銀が好手。本譜は以下△同玉▲4三銀成△5一玉▲5ニ成銀△同飛▲4ニ金まで76手で終局となった。
中盤の激しい立ち回りと、終盤の一気の即詰みが印象的な、看寿の代表局です。
最後安全勝ちをしなかったところが、本局の価値を高めています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)