眠らない街

将棋、サッカー、スノボ、マンガとちょっぴり恋愛話など。

攻めをつなぐ本

2005年12月31日 | 棋譜
「羽生善治の終盤術1~攻めをつなぐ本」というのが刊行されたそうだ
まだ内容はチェックしていない。人づてに聞いた話である。

この本の存在とタイトルを知った時、真っ先に思い浮かんだのが、今から紹介する棋譜が題材として使われているかも・・・ということ。
かなり前の棋譜になるが、天下の羽生もこういう勝ち方をしていた時があったのだと、微笑ましい感じがする
何か渡辺竜王が逆転勝ちする時のようなニオイがあります(笑)

1988年3月29日、王将戦の羽生-中田功戦より。
元は第1図の3ニ銀型四間飛車vs3八飛急戦の形。通常▲6八銀上と△1ニ香の交換が入らないことが多いが、これは羽生の研究と思う。第2図で▲7七銀と出来るのがその効果。

以下中盤の折衝を経て第3図。形勢はやや先手有利という感じだろうか。

第3図以下:▲6八金打△2九竜▲5三成銀△7一銀▲4三角△7二銀引▲6一角成△同銀▲5一金(第4図)
▲6八金打が「ひぇーの金打ち」。そして▲4三角から金を食いちぎって▲5一金のスッポン攻めが勝ち組のテクニックという感じがする
調布将棋センターでこの棋譜をを見せられた時、先生がニヤニヤしながら「羽生ってワルいヤツだな」って言っていたのを思い出す。
      
第4図以下:△3一飛▲4二成銀△3四飛▲5三角成△7二銀左▲5二成銀△3二飛▲6一成銀△2四竜▲7一成銀△同玉▲4三銀△2二飛▲3二歩△3三竜▲3一歩成△2五角▲5二銀成(第5図)

第3図からの攻防は、先手がいかにして攻駒を4枚にするかが焦点。第3図の▲6八金打で手を稼いで遅い確実な攻めを間に合わせようとする。
△3一飛で何とか頑張ろうとするが、▲4ニ成銀の逆モーションが確実。そして▲3ニ歩の垂れ歩で4枚目の攻駒が出来た
      
こういう指し回しをされるとホント堪える。本譜は121手で羽生圧勝
さて本にはこの棋譜が題材として使用されているのだろうか?かなり楽しみです(笑)

#今年はPRIDEの方が面白かった。吉田vs小川戦の裏がボビーvs曙戦じゃあ勝負にならないよね!

#皆様、来年もよろしくお願い致します

ドラえもん最低説(笑)

2005年12月31日 | その他
子供に見せたいアニメでドラえもんがよく上位にくるが、長年アンチドラえもんの私にはその理由が分からない
何故ドラえもんなのか、ハットリくんの方が数段イイ奴じゃないか。ニンニン(笑)

ドラえもんは、のび太という「自分では何も出来ない」「すぐに人を頼る」「あや取りしか取りえのない」クソガキを甘やかすだけのアニメであり、キャラでしょ!
こんな小学生が近くにいたら、ド突きたくなるだろうな~(笑)

しずかちゃんも最低だ。将来のび太と結婚するのだが、男を見る目がゼロとしか言いようがない
一番まともなのが剛田剛ことジャイアン。実はドラえもんワールドでは、ツチノコの第一発見者になっている。ヤツだけは認めるざるを得ない
乱暴者・・・?いえいえ所詮小学生のガキ大将でしょ。あれぐらいなら古き良き日本のワルガキだし、映画などで見せる性根の優しさは、人の痛みを知っているからこそ出来ること。
しかもあの歳(12歳のはず)で、友達を集めてリサイタルまで開いてしまう行動力は、現代の指示待ち体質の大人は見習うべきだ。

大晦日特番でドラえもんは、弱みを握られたスネオに報復するという下策を提案し、人の家のノゾキ行為に手を貸す始末。
野比家はドラえもんを追い出し、のび太の将来をもっと考えた方がいい

ハットリくんは、ケンイチ氏を甘やかさず成長を考えている点が好感持てる。ケムマキとやり合うのは、甲賀と伊賀に分かれた対立構造のため。
大晦日の特番はハットリくんこそふさわしいと思うけどなぁ~


#写真1:スネオを覗くドラえもん一味。
#写真2:しずかちゃんがのび太へプロポーズ!当時大学生。「側に付いていないと不安」が理由。