これは大好きな作品なのですが、最後に観たのは３５年以上前でかなりの部
分が忘却の彼方。
ＤＶＤ発売を待って書こうと思ってたけど、展望がまるで無いので、あやふやな
まま記事を書く事にしました。
「ウィークエンド・ラブ」（「A TOUCH OF CLASS」、１９７３年、英）
監督 メルヴィン・フランク
脚本 メルヴィン・フランク ジャック・ローズ
撮影 オースティン・デンプスター
美術 テレンス・マーシュ
音楽 ジョン・キャメロン
出演 ジョージ・シーガル
グレンダ・ジャクソン
ポール・ソルヴィノ
ロンドンの或る雨の日、一台のタクシーを奪い合う事から始まる物語。
定番ですが序盤は喧嘩・険悪なシーンばかり（結構、中盤まで喧嘩してた気が
する）。
「ヤルことばかり考えてるヤンキー野郎！」
「この冷血イギリス女！」
しばらくは、こんな感じだったような。
それが、どうして仲良くなったのか忘れましたが、二人揃ってスペイン・マラガ
へ不倫旅行。
ようやくベットへ漕ぎ着けるものの、せっかち雰囲気ゼロで女は醒めまくり、仕
方なくベットから窓外を見ると、
「あ、ジブラルタルが見える！」
男は・・それどころではない。（笑）
「ねえ見て、ほら、ジブラルタル！」
「そんなの後でいいだろ」
「ちょっとだけでいいから見てよ」
どれ、と振り向いた男に不幸が・・・。（初見の時、かなり笑った気がします）
何だかんだ騒動を起こすも、帰国後、二人はアパートを借り、週末を過ごす事
に。
最初は身体だけのドライな関係の積りだったのに、いつしか・・・。
原題「A TOUCH OF CLASS」は訳が難しいらしく、いろいろ有りますが、「品の
いい感じ」って意味らしい、つまり、「スマートにいこう」という意味なのかもしれ
ない。
何故なら、映画はまるで正反対、当人達が必死に「オシャレに」と思っても、
傍から見れば「お洒落」どころか「涙ぐましく」、「汗だらけ」。
前半はスクリュー・ボウル的な可笑しさ、後半は必死の努力の可笑しさ、そし
て大人同士の話へと。
確か、そんなだったような・・・。（笑）
コメディ得意のＪ・シーガルとコメディとは縁の無さそうなＧ・ジャクソンの組み
合わせですが、それが、この作品に独特の色を付けてた気がします。
二人とも実力派で、そこに脚本と演出が上手く決まって、とても上質なコメデ
ィになってた。
今は殆ど忘れられてしまったＧ・ジャクソンですが、その経歴はＭ・ストリープ
には及ばずとも相当の実力者。
顔はコワイし、出演作は強い自我と個性を持つ役が多く、余りコメディ向きと
は思えない人ですが（この作品でも気は滅茶苦茶強い、けれど可愛かった）、
当人は、
「コメディ？まかせなさい！」ってなもんで、本作で２度目のオスカー受賞。
オスカーだけで４回ノミネート受賞２回。
しかも「オスカーなんてバカバカしい」と全部欠席。（１回くらい出たのかな、受
賞の時は２回とも欠席だったと思う）
アメリカ、英国の主要な賞は殆ど主演で獲ってます。
そして’９０年頃、女優を辞めて政界に転身。
イギリス労働党政権の時、運輸大臣にまで登り詰めるというスーパー才女で
した。
もう２０年近く、再見を渇望してる作品。
ホント、ボケる前にＤＶＤ出して！！
予告編
https://www.youtube.com/watch?v=5nmnHYUQXic
終わり１０秒前辺り、スクリーンでは全身映ってたかもですが、この画面では
足だけでバシバシ、Ｊ・シーガルに蹴りを入れてるのが可笑しい。
（右、動画リストの中にラストシーンもＵＰされてます～「グッバイガール」に似
たシーンから、エンドロールは「フォロー・ミー」を彷彿）
※１９７３年、第４６回アカデミー賞
作品、主演女優、脚本、作曲、歌曲、５部門にノミネート（歌はＯＰじゃなくてエ
ンディングに流れる曲）
主演女優賞を受賞。
♪「All that love went to waste」
https://www.youtube.com/watch?v=Jpca9p6RUto
他にゴールデングローブ賞コメディ部門 主演男優賞（受賞）、主演女優賞（受賞）
英国アカデミー賞 主演女優賞、脚本賞ノミネート。
（これで何でDVDが出ない！オンエアも多分１０年前のwowwowが最後）
※米国アカデミー賞、プレゼンターとしては出てるみたい。
翌年、主演男優賞を獲ったアート・カーニー（「ハリーとトント」）と一緒の写真
があります。
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世の中に男と女のあるかぎり
不倫の花の咲かぬ日はなし
分が忘却の彼方。
ＤＶＤ発売を待って書こうと思ってたけど、展望がまるで無いので、あやふやな
まま記事を書く事にしました。
「ウィークエンド・ラブ」（「A TOUCH OF CLASS」、１９７３年、英）
監督 メルヴィン・フランク
脚本 メルヴィン・フランク ジャック・ローズ
撮影 オースティン・デンプスター
美術 テレンス・マーシュ
音楽 ジョン・キャメロン
出演 ジョージ・シーガル
グレンダ・ジャクソン
ポール・ソルヴィノ
ロンドンの或る雨の日、一台のタクシーを奪い合う事から始まる物語。
定番ですが序盤は喧嘩・険悪なシーンばかり（結構、中盤まで喧嘩してた気が
する）。
「ヤルことばかり考えてるヤンキー野郎！」
「この冷血イギリス女！」
しばらくは、こんな感じだったような。
それが、どうして仲良くなったのか忘れましたが、二人揃ってスペイン・マラガ
へ不倫旅行。
ようやくベットへ漕ぎ着けるものの、せっかち雰囲気ゼロで女は醒めまくり、仕
方なくベットから窓外を見ると、
「あ、ジブラルタルが見える！」
男は・・それどころではない。（笑）
「ねえ見て、ほら、ジブラルタル！」
「そんなの後でいいだろ」
「ちょっとだけでいいから見てよ」
どれ、と振り向いた男に不幸が・・・。（初見の時、かなり笑った気がします）
何だかんだ騒動を起こすも、帰国後、二人はアパートを借り、週末を過ごす事
に。
最初は身体だけのドライな関係の積りだったのに、いつしか・・・。
原題「A TOUCH OF CLASS」は訳が難しいらしく、いろいろ有りますが、「品の
いい感じ」って意味らしい、つまり、「スマートにいこう」という意味なのかもしれ
ない。
何故なら、映画はまるで正反対、当人達が必死に「オシャレに」と思っても、
傍から見れば「お洒落」どころか「涙ぐましく」、「汗だらけ」。
前半はスクリュー・ボウル的な可笑しさ、後半は必死の努力の可笑しさ、そし
て大人同士の話へと。
確か、そんなだったような・・・。（笑）
コメディ得意のＪ・シーガルとコメディとは縁の無さそうなＧ・ジャクソンの組み
合わせですが、それが、この作品に独特の色を付けてた気がします。
二人とも実力派で、そこに脚本と演出が上手く決まって、とても上質なコメデ
ィになってた。
今は殆ど忘れられてしまったＧ・ジャクソンですが、その経歴はＭ・ストリープ
には及ばずとも相当の実力者。
顔はコワイし、出演作は強い自我と個性を持つ役が多く、余りコメディ向きと
は思えない人ですが（この作品でも気は滅茶苦茶強い、けれど可愛かった）、
当人は、
「コメディ？まかせなさい！」ってなもんで、本作で２度目のオスカー受賞。
オスカーだけで４回ノミネート受賞２回。
しかも「オスカーなんてバカバカしい」と全部欠席。（１回くらい出たのかな、受
賞の時は２回とも欠席だったと思う）
アメリカ、英国の主要な賞は殆ど主演で獲ってます。
そして’９０年頃、女優を辞めて政界に転身。
イギリス労働党政権の時、運輸大臣にまで登り詰めるというスーパー才女で
した。
もう２０年近く、再見を渇望してる作品。
ホント、ボケる前にＤＶＤ出して！！
予告編
https://www.youtube.com/watch?v=5nmnHYUQXic
終わり１０秒前辺り、スクリーンでは全身映ってたかもですが、この画面では
足だけでバシバシ、Ｊ・シーガルに蹴りを入れてるのが可笑しい。
（右、動画リストの中にラストシーンもＵＰされてます～「グッバイガール」に似
たシーンから、エンドロールは「フォロー・ミー」を彷彿）
※１９７３年、第４６回アカデミー賞
作品、主演女優、脚本、作曲、歌曲、５部門にノミネート（歌はＯＰじゃなくてエ
ンディングに流れる曲）
主演女優賞を受賞。
♪「All that love went to waste」
https://www.youtube.com/watch?v=Jpca9p6RUto
他にゴールデングローブ賞コメディ部門 主演男優賞（受賞）、主演女優賞（受賞）
英国アカデミー賞 主演女優賞、脚本賞ノミネート。
（これで何でDVDが出ない！オンエアも多分１０年前のwowwowが最後）
※米国アカデミー賞、プレゼンターとしては出てるみたい。
翌年、主演男優賞を獲ったアート・カーニー（「ハリーとトント」）と一緒の写真
があります。
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世の中に男と女のあるかぎり
不倫の花の咲かぬ日はなし
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