セピア色の映画手帳 改め キネマ歌日乗

映画の短い感想に歌を添えて  令和3年より

ウクライナ戦争

2022-04-02 21:40:27 | 雑記
 私は断固としてウクライナを支持する、降伏論者はアメリカの占領とロシア、中国のような専制国家の占領を混同している。
 旧東欧圏で現在のロシアの保護下に入りたいと望む国家が独裁国家ベラルーシ、専制国家に回帰しつつあるハンガリーしか無いのが何よりの証拠、もし、ウクライナが武器を置き降伏したらロシアによって銃を突き付けられシベリアと強制的に国替えさせられても抵抗出来ない、現に東部住民がシベリア送りになってるとの情報もある。(これは、開戦直後に僕は予測していた)
 ソビエト連邦時代(主にブレジネフ時代)のユダヤ人排斥、シベリア送りは女優メラニー・ローランの出世作で娯楽映画「オーケストラ!」にも出てくる、この時、ソ連から逃げ出してイスラエルに渡ったユダヤ人が多すぎて人口過多になりガザやヨルダン川西岸への入植地拡大をイスラエルが強行する原因にもなった。
 日本は戦争に負けたけど、実質的にそういう非道な経験はシベリア抑留兵以外していないのですよ。

 そんな私ですが、今、推薦する映画は同じ黒海に面したジョージア(グルジア)とアブハジアの紛争を背景に描いた静かな反戦映画「みかんの丘」(2013年)、イデオロギー色のない優れた作品だと思っています。(これによって、エストニアとの関係も薄々、解る)

※それ以前のロシア、ウクライナによるユダヤ受難は「屋根の上のバイオリン弾き」参照。
 

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4 コメント

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ニュースを見るのがつらいです (宵乃)
2022-04-03 07:52:39
でも少しでもウクライナにとっての吉報が見たくて、毎日BBCとCNNの日本語サイトをチェックしてます。

今までプロパガンダ映画を見ると心の片隅で”戦場に若者を送り込むために…”みたいな気持ちがありましたが、ウクライナの状況では逆に”国民を守る盾であり武器でもあるんだなぁ”と感心するばかりです。
歴史の教科書にはいずれ、英雄と裸の王様のことが載るんでしょうね。

連行された多くの子供たち(もちろん大人も)が心身ともに無事なうちに戦争が終わってほしいです…。

>今、推薦する映画は~静かな反戦映画「みかんの丘」

未見作品です。調べたらちょうどGYAOで無料配信してました。時間のある時に見てみます!
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こんにちは! (寂庭)
2022-04-03 12:34:10
ウクライナの吉報
〉僕も同じです、それと歳なのか赤ん坊や子供の姿を見るのが堪らない、親を呼んでる子なんて・・・。
「禁じられた遊び」とか思い出してしまいます。

「みかんの丘」は撃ち合いとかもあるけど、登場人物も少なく基本、静かな映画です。(女性は写真でしか出てこなくて男ばかりだけど)、短いから見やすいと思います。
僕の記事の中に短い予告編を貼り付けてあります。
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先ほど観終えました! (しずく)
2022-08-23 15:25:10
何といっても1967年版ですね!
何年か前にテレビで放映されていたのを途中まで観ていたようです。横浜警備隊の佐々木武雄大尉を演じた天本英世さんを覚えていました!(気分が悪くなるぐらいの名演技) その時は彼の名前すら知らずに、そのあたりから虫唾が走りはじめ胃の具合が悪くなり、止したのだろうと思われます。
その後の佐々木武雄を追ってみると、事件後は憲兵などの目をかいくぐる逃亡生活を行った末、大山 量士(おおやま かずひと)として世に現れ、改名後は「亜細亜友之会」を立ち上げたいけ好かない奴でした。
それに比べ天本英世さんは役者として頼もしい。
しばらくしてからレビューを書くつもりです。
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Unknown (寂庭)
2022-08-23 22:17:24
 しずくさん、今晩は
 コメントありがとうございます!

天本英世さんは気骨、反骨溢れる俳優さんだったそうですね、これも反骨心の塊のような岡本喜八監督とウマが合ったみたいです。
佐々木大尉、中々の卑劣漢ですね、でも、こういう輩は掃いて捨てる程居たのでしょう、僕だってあの時代に生まれていたら疑いもしない軍国少年だった気がします。
僕が一番好かない軍人は映画には出てこないけど宇垣纏中将、文武両道、海軍の理性派と言われたのに、敗戦間近、作戦立案者である自分の面子だけで100%勝算の無い「桜花特攻」を実施した事(一式陸攻の積載荷重を大幅に上回って、飛び上がるのがやっとの状態、当然、戦果ゼロの全滅、大量の無駄死にをさせた)、何より許せないのは自分が死なせた部下達の所へという我執で玉音放送後(戦闘停止後)17人の部下を道連れに沖縄へ「宇垣特攻」を実行した事、この17人は戦死と見なされず(国家の命令で無く宇垣中将の私戦とされた)軍人恩給(遺族年金)の対象外、丸っきりの無駄死、自室で一人頭撃ち抜けば済む事なのに、司令官が「行く」と言えば当時の教育から「お供します」となるのは必定、知っていながら止めなかった男。

作品では皆、好演してるのですが阿南陸相の側近、竹下中佐役の井上孝雄さんは、どうしてもメロドラマ専門のイメージが合って軍人似合わないなと、それと若大将シリーズの為か湘南ボーイの意地か髪を切らなかった加山雄三さん、個人的印象でこの二人は少し浮いていた感じがしました。
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