* 花は 藍 (藍染の藍の花 白い花とは意外です)
運動会も終わって、10月から「読み聞かせ」が始まりました。私は今日が初日です。久しぶりなので一週間前から、図書館に行って本を選びました。15分の時間しかないのに「あれも読んでやりたい。これも。。。」と迷います。
迷った末「舌ながばあさん」武建華 絵 千葉幹夫 文 と「どんなかんじかなあ」和田誠 絵 中山千夏 文 の2冊を選びました。
「舌ながばあさん」は蛇かずらより長く、馬のむちより丈夫な舌を持つ婆さんと、鬼のおばけが仲良く遊んでいた村の人を助ける話です。森の木を全部伐ってしまって池の水がなくなってしまって、作物が取れず困っている村の池に、上流の湖から水を引こうとします。
しかし、湖には池に住めなくなった竜が住みつき、勝手に堤を壊すことを怒ります。その竜と争って池に水を戻し、竜も池に仲良く住めるようにします。万事めでたしめでたし!!絵は中国の人気絵本作家の「武建華」さんで、色彩豊かな素晴らしい絵には、子供たちも引き込まれていました。
「どんなかんじかなあ」は目が見えない子・耳が聞こえない子・神戸の地震で両親を亡くした子・この三人を「どんなかんじかなあ」と思いやる子は車椅子の子。
「目が見えない」から神経を音に集中して、いろんなもの音を聞き分けられるから羨ましいと。「耳が聞こえない」から見ることに集中して健常の人が、見落とすことをたくさんみているから、健常者より素晴らしい。と言ってる子は車椅子!!
すると、神戸で両親を亡くした子が「車椅子の子は」動けないから、人の百倍くらい物事を考えているから学者みたいだと。すべてのマイナス面をプラス思考で、明るく表現しています。五体満足の子供たちに、体が不自由でも頑張っている人達がいることを伝えたかったのです。
1年生にはちょっと難しかったみたいで、(文章は単的に短い言葉で表現されています)初めの物語は静かに聴いていましたが「どんなかんじかなあ」では、ちょっとざわつく子もいました。15分間集中させることは本選びの難しいところです。