今日はつくば市の風車問題のことで「補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律」について書こうかと、柄にも無く堅いことを考えていたのですが、気が滅入りそうなので、先日書こうとして取りやめたカリーナサイクル発電について書きたいと思います。
最近日本では地熱発電はすっかり下火で、国の予算も付きにくくなっているそうです。しかし、ある特定の限られた地域であれば、ベース電源にも成り得るポテンシャルをもったエネルギー源なのではないだろうか。(聞きかじりによる、ほんの思い付きですが)
地熱発電とは言っても従来の高温での蒸気発電やバイナリー発電ではありません。
100℃程度の温泉熱水とアンモニアを利用したカリーナサイクル発電です。草津温泉でこの方法による発電所の建設が検討されているということを昨年12月に読売新聞の記事で知り気になっていました。
草津温泉では95℃の温泉熱水を利用して1,200kwの発電(定格出力か?)をしようという計画のようです。しかも発電後の温泉は67℃まで下がり浴用として利用できるということで、まさに一石二鳥。最近では熱過ぎる温泉に加水して温度を下げるには水道代もかかる上に、評判もあまりよろしくないようですから。
聞いたところでは設備利用率は95%程度見込めるようですから設備利用率20%の風力発電設備なら設備容量5,700kw分に相当します。
これでプラントの大きさは20m×10m程度だそうですから、用地的にも魅力的な話です。相当量の温泉熱水が必要のようですが、草津温泉の湯量は半端ではありませんから、その点でも問題はなさそうです。
風力発電に携わる身としては、風が吹かないことを心配する必要がないなんて、なんてうらやましいことだろう。
これで温泉熱水量がもっと少なくてすむ、例えば定格出力200kw程度の小規模なものが安価にできれば、当町でも導入の可能性があると思うのですが。現在のところ定格出力が小さくなっても建設費用はあまり変わらないのではないかということでした。
草津町では平成18年度にも着工するようですから、稼動したらぜひ見学してみたいですね。
最近日本では地熱発電はすっかり下火で、国の予算も付きにくくなっているそうです。しかし、ある特定の限られた地域であれば、ベース電源にも成り得るポテンシャルをもったエネルギー源なのではないだろうか。(聞きかじりによる、ほんの思い付きですが)
地熱発電とは言っても従来の高温での蒸気発電やバイナリー発電ではありません。
100℃程度の温泉熱水とアンモニアを利用したカリーナサイクル発電です。草津温泉でこの方法による発電所の建設が検討されているということを昨年12月に読売新聞の記事で知り気になっていました。
草津温泉では95℃の温泉熱水を利用して1,200kwの発電(定格出力か?)をしようという計画のようです。しかも発電後の温泉は67℃まで下がり浴用として利用できるということで、まさに一石二鳥。最近では熱過ぎる温泉に加水して温度を下げるには水道代もかかる上に、評判もあまりよろしくないようですから。
聞いたところでは設備利用率は95%程度見込めるようですから設備利用率20%の風力発電設備なら設備容量5,700kw分に相当します。
これでプラントの大きさは20m×10m程度だそうですから、用地的にも魅力的な話です。相当量の温泉熱水が必要のようですが、草津温泉の湯量は半端ではありませんから、その点でも問題はなさそうです。
風力発電に携わる身としては、風が吹かないことを心配する必要がないなんて、なんてうらやましいことだろう。
これで温泉熱水量がもっと少なくてすむ、例えば定格出力200kw程度の小規模なものが安価にできれば、当町でも導入の可能性があると思うのですが。現在のところ定格出力が小さくなっても建設費用はあまり変わらないのではないかということでした。
草津町では平成18年度にも着工するようですから、稼動したらぜひ見学してみたいですね。
スクリュ蒸気発電というのは知らなかったのでググッてみたのですが、これは色々な所で活用できそうですね。
しかも、安価で堅牢というのは良いですね。ちょこちょこ故障する風車を相手にしているので、丈夫で長持ちということであれば羨ましいですね。風車より安定的に発電できそうなところも利点です。
将来のことを考えると、技術の種は多い方が良いので、これからも色々は発電方法が熟成していくことを期待しています。
もうじき2,3千万クラスのカリーナとスクリュ
蒸気発電が組み合わさったものがお目見えしてくる時代が到来します。
可能性はまだあります、少し待っていてください。
正しくは「発電にカリーナサイクルを使う」わけです。
つまり,一時媒体に温泉熱水を用いて熱交換器で二次媒体であるアンモニア水を気化させて,それでタービンを回すわけですね。
タービンを回した後には凝縮器で凝縮(液化)させて,再度熱交換器へ…のサイクルになります(もっと複雑ですが)。
温泉発電は風力発電と異なり,原子力発電のようなベース電源になりうる可能性があり,将来性を感じますね。
残念ながら草津の取り組みに関しては,情報は現在持っていません。
ただ,建設工事は年度内に終わるようなことを聴いた記憶があります。
草津の取り組みの情報をお持ちでしたら教えてください。
温泉熱水は一次媒体になります。
メジャーなORCランキンサイクルのバイナリーよりも低温側で効率がいいのですが,複雑な機構でして,何回説明を受けても未だに理解できていません(当方英語力不足というのが大きいですが…)。
ちなみに日本にはカリーナサイクルの発電設備としては,住友金属の低温排熱回収設備で使用されています。
地熱プラントとしては,アイスランドのフサビック(だったっけ?)が世界最初のものです。