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My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

つくば市回らない風車。環境省も同罪か

2006-08-07 23:20:04 | つくば市風車問題
毎日新聞が
「つくば市の風車問題で、事業を管轄する環境省が市に対し、10日を期限に改善策の再提示を求めていたことが分かった。市は4月28日付で「改善策を示す状況にはない」と回答しているが、今回も同様な回答の場合は、補助金適正化法に基づき、同省が交付した約1億8500万円の補助金返還を検討する考えも伝えたという。
 同省環境計画課によると、7月10日に同省幹部4人が市を訪れ、市環境部長に文書で通告した。同省は5月から独自に事業の検証を実施。その結果、(1)市内の風況が弱く、調査不足が露呈(2)発電量よりも消費電力が上回っていることなどが判明した。」

と伝えている。この事件はデタラメだらけで知れば知るほどあきれるが、環境省のお粗末な対応もそのうちの一つだ。

こんなの補助金の目的をまったく達していないのだからとっとと補助金を返還させた上で、この事業を採択した担当者なり、責任者なり(環境省の)を処分するべきだろう。
だいたい改善策なんて風車の移設以外にないのはわかりきった話なのに、環境省の幹部が4人もつくば市に出向く必要がどこにあるのだろう?文書をもってくんだったら一人で行けばいいんじゃないのか。まったく。

環境省には風力発電のことがわかる人間はいないのか?

つくば市回らない風車事件について

2006-07-12 21:13:27 | つくば市風車問題
遅くなりましたが6月の風車運転データと売電達成率を更新しました。→風力発電
結果は散々でした。
町のホームページはデータを渡したら一週間以内に更新する契約になっているのに、守られてません。以後よろしく。

回らない風車問題で、つくば市の市民団体が市長以下、市の幹部に損害を市に返還するように訴えている訴訟の第1回口頭弁論が昨日行われました。

市の言い分は事務執行に違法性は無いということらしいのですが、法律の範囲内ならどんなデタラメでも許されるのでしょうか。

国の補助金が交付されているので、つくば市だけの問題ではありませんね。
会計検査院も検査に入りましたし、環境省が調査中とのことですから常識的に考えると補助金の返還を命じられると思いますが、しかし環境省は何を調査しているのでしょうか?風車が回っていないというだけで、補助金の目的が達成されていないことは明らかなのですから、迅速に対応してもらいたいものです。

とにかく今回の事件では、つくば市当局がことの重大性を理解していないように感じます。

つくば市回らない風車問題(裁判開始に際し)

2006-06-20 21:42:57 | つくば市風車問題
東伊豆町風力発電所 夏休み特別企画→風力発電←特につくば市民の方は是非!

昨日は当ブログへのアクセスが普段の倍以上あったので、なんだろうと思ったら、いよいよつくば市の回らない風車事件の裁判が始まったのですね。

ちなみに、これ以降の私の見解については、ほとんどがネット上で知った事柄を元にするものであり、当然ですが私が環境省への申請書や、工事契約書などの実物を見て確証を得た上でのものではありませんので、その内容が100%真実とは限りませんことを承知の上でお読みください。

私はつくば市も早稲田大学もどっちもどっちだという気がします(プラス環境省も)が、中途半端に和解などして真相がウヤムヤになってしまうのだけは許せません。今までのつくば市長や教育長や辞職した助役などのコメントや議会答弁を見る限り、自分たちがおこしてしまったことが、どういう意味があるのかということの重要性がまったくわかっていない感じです。

今回の事件で、風力発電、特に小型風車に真面目に取り組まれている業界関係者がどれだけ迷惑しているでしょう。また、このような馬鹿げた事態が教育の現場で起きてしまったことは子供達にとってもなんと不幸なことでしょう。

裁判でも風車のカットイン(発電開始)風速や風車の大きさなどが問題となっているようですが、本当の問題は風の吹かない所に風車を建ててしまったということです。カットイン風速が2m/sでも4m/sでも大勢に影響はありません。以前も何度か書きましたが、日の当たらない地下室に太陽光発電パネルを取り付けたようなもんです。

それ以外にも、工事を分割して発注した点や、落札率が高い点や、受注した業者が工事を丸投げしていた点や、環境省への申請の際に電気工事の一部が欠落していた点や、今年の3月の時点で東京電力への売電契約が締結されていなかった点など、不可解な点が非常に多いです。以上のような点は議会では問題にならなかったのでしょうか?

今後、私が最も心配しているのは設置された風車をどうするのかという点です。私は移設する以外に解決の方法はないと思います。国から補助金の交付を受けているので移設は困難だとの見方もあるかとは思いますが、私の聞いたところによれば、補助金については返還を命じられることになるのではないかということです。

つくば市民の皆さんの力で、つくば市の回らない風車を風の吹くところに移設するべきだという世論が形成されることを期待します。

私のような部外者がとやかく言うなという市民の方もいるかもしれませんが、私は少なくとも当町の風車の稼働率を少しでも上げようと、1年365日24時間風力発電に真面目に取り組んでいますので、今回のつくば市の問題については非常に腹を立てています。ですので、自分のブログで意見を言う事ぐらいは許していただきたいと思います。

久々につくば市回らない風車事件について

2006-06-07 21:52:16 | つくば市風車問題
ちょっと気になることがあったので、本日2回目のブログ更新です。

つくば市の回らない風車ですが、少なくとも今年の3月8日の時点で、東京電力と電力受給契約の締結がなされていません。ということは、仮に風車が回って発電していたとしても、発電した電力を東電に売ることはできなかったということになります。

売電して得た収入を元に地域通貨を発行する計画だったはずですが、これはいったいどういうことでしょうか?何だかわけがわかりませんね。その後、契約は締結したのでしょうか?まあ、発電しないことにはしょうがありませんが。

興味のある方は、つくば市のホームページで3月議会の一般質問の議事録を見てください。

つくば市で問題の風車が気持ちよく回っていました(下田市で)

2006-05-18 20:53:27 | つくば市風車問題
今日は代休を利用して午後から運転免許証の更新に行きました。一時停止違反があったため、後日、再度1時間の講習を受けに行かなければなりません。違反しておいて何ですが、1度で済ませるような方法を考えてください。

その帰り、下田市白浜にある日本工業大学のセミナーハウスにある風車を見に行ってきました。つくば市で問題になっている例のヤツです。先日行ったときは風がなかったのですが、今日は風速7m/s前後程度(体感です)吹いていました。

で、結果はというと、とても気持ちよく回っていました。音も小さかったです。これなら、例えば自宅から道路一本挟んだ程度の距離の公園などに設置してあっても気にならないぐらいのレベルだと思います。家の庭だとさすがに気になるかもしれません。

つくば市の子供達にも気持ち良く回る風車を見せてあげたいですね。

回らない風車、つくば市補助金返還へ

2006-05-10 19:32:50 | つくば市風車問題

どうやら、つくば市の回らない風車問題で環境省からつくば市に交付された国庫補助金は返還ということになるらしい。当然と言えば当然であるが、これで問題が解決したわけではない。

返還される補助金はつくば市が独自に手当てしなければならない。要するにつくば市民の税金によって穴埋めされるわけです。もし、補助金以外に、この事業に地方債を充当していれば、それも繰り上げ償還ということになるでしょう。

また、今後、今回建設された風車と同型のものを使っての補助採択は難しくなるとのことでした。会計検査院はこの風車自体に瑕疵があるかどうかまで調査したのでしょうか?

以下は5/2の当ブログに寄せられたつくば市民の方からのコメントです。

小野寺助役は、退職金がっぽり受け取り辞職した。つくば市幹部4名を相手に損害賠償を求めた住民訴訟は、7月に公判が始まる。私たちは、賠償を求めた市民団体に大いにエールを送りたい。つくば市が実測調査した風況でも高層気象台のデータでもいずれも年間平均3m毎秒以下の風速である。木立に囲まれた校庭では1kw程度のマイクロ風車しか回らないことは、素人でもわかることである。それを小野寺助役や議会のボスは、平成16年の市長選挙を視野に入れながら、環境省の交付金事業を受けるために早稲田大学橋詰教授と相談しながら事業が成り立つように、過大な風車で事業を申請し、学校の電気代を年間約90万円も無駄に消費するという「モニュメント」の風車を造りだしたのである。しかも23基の風車を5件に分割入札し、すべて98%に近い驚くべき落札率である。また落札した5件の業者は、施工工事を一切行うことなく、すべて大光電設という企業に施工工事のすべてを丸投げしているのである。市民としては、環境省に提出した見積書にある建設予定の30基3億円の風車が、いつの間にか23基に減らされ、その減らされた7基分の風車代金約7千万円が中間マージンとなり、特定の業者にキックバックされたのではないか?と疑惑を持たざるを得ない。この事態をつくば市民が怒らずして何とするのか?まじめに税金を払うだけが能ではない。税金の使い方まで、きちんと声をあげる賢い国民となってもらいたいものである

このコメントに対しての私の感想ですが、まず退職した助役はやはり退職金をもらっていたのか、ということです。もし、ほんの少しでも良心があるのなら退職金は辞退したでしょうから、この助役の人間性がこれでよくわかりました。

今後この人が、少しでも公共性のあるような法人等に再就職しないように、つくば市民の皆さんは監視した方が良いのではないでしょうか。

それから、工事が丸投げされていたとのことですが、これは建設業法違反の可能性があるのではないでしょうか。これを黙認していたとしたら発注者の責任も問われる事案ですね。

とにかく何もかもが腹立たしい事件です。もしかするとまだまだ公になっていない事実が隠されているのかもしれません。しかし、裁判等で今後真実が明らかになったとしても、回らない風車が回るようになるわけではありません。回らない風車はこのまま放置されることになるのでしょうか。とても気がかりです。


つくば市助役辞職

2006-05-02 21:03:11 | つくば市風車問題
ちょっと驚きました。つくば市の助役が4月末に辞職したそうです。
新聞記事によると一身上の都合ということですが、体調不良で静養していたとのことです。

現在つくば市は、回らない風車問題で早稲田大学を訴え、市民からは訴えられています。今回辞職した助役はこの風車問題の中心人物です。

実際病気なのかもしれませんが、なんだか釈然としません。助役という職責から、風車問題に決着をつけてから辞めるのがスジではないでしょうか。裁判をしているわけですから、事実がウヤムヤになってしまうようなことはないとは思いますが、辞職についても市民にキチンと説明する責任があると思います。

新聞記事からは詳しいことはわからないのですが、退職金は支払われたのでしょうか。

つくば市風車と同型の風車を見てきました。

2006-04-28 23:13:16 | つくば市風車問題

(毎日新聞より)
つくば市の風車問題で、同市の市民団体「市井ランダム倶楽部」は25日、市原健一市長や小野寺清助役ら市幹部に市内の小型風車23基の設置費用約3億円の弁済を求める住民訴訟を水戸地裁に起こした。
 訴状によると、小野寺助役らは、市内の平野部では風が弱いため風車事業が成り立たないことを知りながら、早稲田大に事業を委託。計画通りの発電量を確保するために早大に虚偽の予定発電量を算出させて、環境省から不正に交付金を受け取った。また、当初1基1000万円で30基の予定が、正当な理由もなく、1基約1300万円に引き上げられた結果、23基しか設置できず、市に多大な損失を与えたなどとしている。
 同団体の亀山大二郎さんは「市の怠慢さを追及していく」と話し、市法務室は「訴状を見ていないので、詳しいことは控えさせていただく」とのコメントを出した。

つくば市は訴状を見たら詳しいコメントを出してください。

市民がつくば市幹部を訴え、つくば市が早稲田大学を訴えるという図式になりましたが、司法がどのように判断するかに関わらず、事実関係が明らかになることを希望します。私たち部外者には裁判の詳細を知る術がないので、市民団体の方たちに、情報公開を期待したいと思います。

今日、下田市に出張した帰り、国道135線から少し山側に入った丘の上に建つ、日本工業大学のセミナーハウスに寄ってきました。そこには、つくば市で問題になっているものと同型の風車が設置されているからです。

今日見た風車は定格出力1kwですから、つくば市に設置された10kw風車よりかなり小さいのですが、仕組みはまったくいっしょです。

私がセミナーハウスに着いた時は無風に近い状況でした。設置場所はバルコニー?の上で、セミナーハウスと樹木に挟まれてあまり条件が良いとは言えないところです。しかし、時々風速が2m/s(私の体感です)ほどになると風車はユルユルと回っていました。ですから、風さえあれば回りそうだなと感じました。今度はもう少し風がある時に行ってみたいと思います。

つくば市の回らない風車は今後どうなってしまうのでしょうか。このまま移設されることもなく、朽ち果てていくとしたら本当に許せません。市民の方は風車の移設運動を起こしたらどうでしょうか。


風車3月の運転実績とつくば市風車問題

2006-04-07 21:32:14 | つくば市風車問題
東伊豆町風力発電所3月の発電実績をホームページに掲載しました。→風力発電
平成16年度と比べ大幅に故障停止時間が減りましたが、年平均風速が0.5m/sも低かったため、設備利用率は下がってしまいました。それでも、27.38%ですから、まあまあということにしたいと思います。3号機は2年連続で設備利用率30%超でした。今後集計が終わり次第、停止に関するデータもアップする予定です。

(西日本新聞より)
茨城県つくば市は7日、市内の小中学校に設置した小型風力発電機が計画通りに発電しないのは、基本計画を策定した早稲田大の責任などとして、早大と風車を製造した「イーアンドイー」(大阪市)に約3億円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。

 つくば市は風車で発電した電力を売って地域通貨を発行したり、環境教育に活用したりする事業を計画。2004年10月に事前調査や基本計画の策定を早大に委託した。

 環境省が1億8500万円を補助し、つくば市も約1億1500万円を出して市内の小中学校に計23基の風車を設置したが、予定を大幅に下回る発電量しか得られなかった。

訴状が公開されたわけではないのでよくわかりませんが、風車の製造メーカーも訴えられたのですね。つくば市はこんな大金を投じるのにあたり、この風車の実機が既に設置されている所を視察に行ったのでしょうか。また、工場検査は実施したのでしょうか。

誤解を恐れず言えば、そもそも風車の種類とか、計算に用いた風車が架空のものだったということはどうでもいいとまでは言いませんが本質的なことではないように思います。

本当に問題なのは風が無い所で風力発電をやろうとしたことではないでしょうか。この事件に関わった人たちの中に誰一人としてこのことに疑問を持った人はいなかったのでしょうか。また、責任ある立場にある人たちが本当に環境問題に対する理念を持って取り組んでいたならこんなことにはならなかったはずです。

早稲田大学のことを訴えるのも結構ですが、つくば市としての反省は無いのでしょうか。



つくば市風車問題 環境省は何やっているのだろう?

2006-03-31 23:02:00 | つくば市風車問題

(東京中日新聞)より
つくば市内の小中学校に設置された小型風力発電機がほとんど発電していない問題で、市の非常識な事業計画立案により建設のため支出した三億円が無駄になったとして、市民団体が市原健一市長らに弁済を求めた住民監査請求について、つくば市監査委員事務局は三十日、「理由がない」として請求を棄却する監査結果を告示した。市民団体は結果を不服として住民訴訟を起こす方針。 市民団体側は監査請求で「市街地ではマイクロ風力発電の検討が適当」とする市の調査報告書を無視して事業が行われた、などと主張していた。 また、早稲田大が基本計画策定調査報告書で、架空の巨大風車を使って発電量計算していたのを見破れなかったのは職員の怠慢だと訴えていた。 これに対し、監査結果では「報告書は山間地以外を具体的に検討しておらず、小規模な風力発電の検討が適切ととらえられる。十キロワットが不適当な規模と明言していない」と指摘。巨大な風車による発電量計算についても「風車の性能比較表には直径五・五メートルのものが記載されており、偽計を見破るのは非常に困難」との判断を示した。 請求人の市井ランダム倶楽部の亀山大二郎さんは「監査結果は、財務会計上の不当行為で支払伝票などの手続きしか見ておらず、あとは裁量権の範囲にしているのは詭弁(きべん)ではないか。これで住民訴訟ができる環境が整った」と話している。


住民監査請求が棄却されるのは想定内というところでしょう。おそらく監査では、支出の手続き以外の問題への判断は何ら下していないでしょうから、住民訴訟に期待するしかありません。

ここで気になるのは環境省の態度です。環境省はこの問題についてどのように考えているのでしょうか。ちなみに国の補助金についてはその補助制度が適正に執行されるように「補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律」というものがあります。

その中には以下のような条文があります。

(関係者の責務)
第三条   各省各庁の長は、その所掌の補助金等に係る予算の執行に当つては、補助金等が国民から徴収された税金その他の貴重な財源でまかなわれるものであることに特に留意し、補助金等が法令及び予算で定めるところに従つて公正かつ効率的に使用されるように努めなければならない。

     補助事業者等及び間接補助事業者等は、補助金等が国民から徴収された税金その他の貴重な財源でまかなわれるものであることに留意し、法令の定及び補助金等の交付の目的又は間接補助金等の交付若しくは融通の目的に従つて誠実に補助事業等又は間接補助事業等を行うように努めなければならない。

(立入検査等)
第二十三条   各省各庁の長は、補助金等に係る予算の執行の適正を期するため必要があるときは、補助事業者等若しくは間接補助事業者等に対して報告をさせ、又は当該職員にその事務所、事業場等に立ち入り、帳簿書類その他の物件を検査させ、若しくは関係者に質問させることができる。

これを読む限り、環境省はすぐにでも行動を起こさなければいけませんね。実際、何か調査が行われているのでしょうか。まさか、環境省として何もしないということはあり得ないとは思いますが。もし、この補助金の返還が求められないようなことがあれば、環境省を信ずる人は誰もいなくなってしまうでしょうね。

話は変わり今日は退職者の退任式がありました。勧奨退職制度に従い58歳で退職する管理職が多い当町では、今年から団塊の世代の退職が始まります。長い人では40年もの勤務を終えて退職するわけですから、やはり送り出す方も寂しいですね。中には若い頃に直接の上司としてお世話になった方もおり、時の流れの速さを実感しました。