後ろ髪 引かれた

秋を探しがてら　　工石山へ　ドライブに行くことにした。

本当なら　紅葉の始まった石鎚山のほうに　行きたかったけど

天気も悪いし　多分　ガスで視界も悪いだろうから

あきらめました。

 

　　　　　　　　

旧土佐山村のほうに行くと　稲を干しているのが見えました。

そして　その周りには　たくさんの彼岸花が咲いていて・・・

写真だと　わかりにくいけど　秋の風景やった。

 

上を見ると　　こんなものも

 

　　　　　　　　

アケビ　です。

手の届く所なら　きっと　食べたのに・・・　　残念・・・

 

工石から　旧鏡村のほうに　車を走らしていると

りんどうが　たくさん生えているところがあるんやけど

まだ　少し早いのと曇り空だったせいか　ほとんど咲いていなくて・・・

 

気を取り直し　キョロキョロしながら　車を走らした。

ここは　ほとんど車も通らないしね。

 

いくつものカーブを曲がり　次のカーブに差し掛かろうとしたとき

えっ！！　　思わず　目を疑いました。

 

　　　　　　　　

なんで　豚？？

どうして？？

ブヒブヒ鳴きながら　道路わきの広場から　道路のほうに

来ようとしているんです。

車を止め　なんで？　と思いながら　見ていたんやけど

煎餅を持っていたので　それをあげることに・・・

とりあえず　怖いので　投げるように置くと　近づいてきて

食べ始めました。

可愛い・・・（*^_^*）

人懐っこくて　傍に寄ってくる・・・

食べたりないのか　私の靴までかじろうとして

頭に触ろうとしても　逃げないし　逆に寄ってくるって感じ。

 

しばらく　車の傍に来て　愛嬌を振りまいていたが　

草むらに行き　横になった。

もしかして　私がいたから　安心したんやろうか・・・？？

 

　　　　　　　　

可哀そうだけど　仕方がないので　帰ろうと車に乗ると

　　　　　　　　

ムクッと起き上がり　車のほうへ来た。

元気でおりよ　って声をかけ　車を走らすと　

　　　　　　　　

何か言いたげに　こちらのほうを見ていた。

後ろ髪ひかれる思いやった。

その後　あきらめたのか　草むらのほうへ行ってしまった・・・

 

家で　飼育していたんじゃなく　　ペットとして

飼われていたんやないろうか？

人懐っこかったし・・・

 

夕方から　雨が降り始めたので　心配です。

寒い雨に打たれて　しかも　あのさびしい山で　たった一匹で

いるんですよ。

気になって・・・　　でも　どうしようもないし・・・

なんとか　生きていてほしいし　　なんとか　ならんやろうか・・・