くてくてのフォト日和

-カメラのおかげ-

池言坊

2012-11-04 13:22:05 | 川崎
池言坊(せんごんぼう)とは、川崎市川崎区にある池上家の墓所。


池上家は東京大田区の池上本門寺を建立しています。その後川崎の大師河原に移り周辺の開発を行いました。
川崎区池上新町の汐留稲荷神社には「池上幸豊翁之碑」が建立されています。


人さまの墓所ですが、「川崎区の宝物」の一つとして紹介されているので見学してきました。
幸広以来の一家一門の墓塔が数十基並んでいます。
お墓には花が添えられ、大切に管理されているようです。


江戸時代に海を埋め立て水田を干拓した、第14代池上太郎左衛門幸豊の墓。


大きな墓は「大蛇丸底深」の墓塔。
大師河原の開拓に成功し名主となった第21代池上太郎左衛門幸広(大蛇丸底深)の墓。
池上幸広と江戸の医者で儒学者の茨木春朔(六位酒官地黄坊樽次)がそれぞれ一族や仲間を引き連れて、1649(慶安2)年に酒呑み合戦「大師河原の慶安酒合戦」を行ったそうです。


「成嶋道筑娘の墓」。成嶋道筑は八代将軍徳川吉宗に仕えた人だそうです。その娘さんの墓。池上家の人だったのか?


この池言坊は、メルシャン川崎物流管理センターの跡地の隣にひっそりとありました。
管理センター時の石柱なのか、古いものだけ残っていました。