くてくてのフォト日和

-カメラのおかげ-

雪吊り

2012-01-08 00:13:30 | てくてく
東京の浜松町駅近くの旧芝離宮恩賜庭園です。古い大名公園のひとつ。
東京タワーが見えます。


昨年の東北地方太平洋沖地震の被害でアンテナは曲がったままです。
震災後補強工事をしましたが、アンテナは曲がったままでも強度は問題ないということでこのままのようです。


庭園の松は雪吊りしています。基本の3様式があります。
これは「兼六園式雪吊り」。帆柱の先端は荒縄を巻きつけています。
石川県金沢市の兼六園では重い雪が乗った松をよく見ました。
雪が無い雪吊りはなんか変だなぁ。


これは「北部式雪吊り」。帆柱の先端はワラボッチというワラやコモを編み上げた飾りがついています。
すそ周りは傘の骨組みのようになっています。


これは「南部式雪吊り」。帆柱の先端はバレンという吊り縄を編みこんだ飾りがついています。

北部式、南部式は東京都建設局の旧北部公園緑地事務所と旧南部公園緑地事務所が兼六園式から独自に派生させたものです。
「小石川後楽園」「六義園」は北部式で「浜離宮庭園」「日比谷公園」は南部式です。


旧芝離宮恩賜庭園はかつて海。1655~1658年ごろに埋め立てられ大名の邸地となりました。
これは海水取入口跡。「潮入りの池」に海水を取り入れるために設けられた水路。


現在は海とのつながりを絶たれ、淡水の池になっています。
池の中にミステリーサークルがありました。