『タタド』おもしろかったです。
大人のイキなお話。
『新潮』に掲載された、中篇(というのか短篇というのかよくわからないが)3作です。
大人が書いて、大人が読む、大人のためのブンガク。
オシャレです。
イイね。今どき。
子供向きではないので、ボロボロ単純に泣けません。
簡単にカンドーとかも、出来ないね。
どれも大人の男女の微妙なお話。
「タタド」は男2人と女2人。
夫婦+男+女。
ちょっとアブナイ関係だけど、日本的な湿り気が存在しないカラット感がいい。
「波を待って」は夫婦と子供だけど、
小池作品は子供よりも夫婦にウエートが大。
「45文字」は夫婦+男1人、
3人は中学のクラスメート。
すぐどうにかなって、三角関係に・・・
ならないところが、おもしろい。
「タタド」が一番小池さんらしくて、おもしろいと思ったら、
07年度の川端康成文学賞受賞作でした。
しっかりした大人の人にオススメ。
でも、読みやすいし、わかりやすいよ。
オススメで~す