余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

長いお別れ

2022-04-16 22:48:14 | マイブック(な)
「長いお別れ」
      中島京子 著

認知症になった男、東昇平。
その妻曜子、娘三人。茉莉、菜奈、芙美。
物語の導入部分が印象的にはいる。
遊園地の回転木馬にのりたい女の子の姉妹。
どうしても乗りたいが子供だけでは乗せてくれない。
どうしよう・・・、そこに・・・。

とても大変だ。
認知症になった人を介護するということ。
身近に感じるようになったこともあるが、
食事、入浴、排泄、徘徊、もろもろと。
朝昼夜。
分かっていようとそこで生まれるストレス。
ロンググットバイ。
長い時間をかけて別れていく症状。
認知症になった当人は時に理解をしている。
忘れていくこと、忘れていること。
遠くになっていくことを。
中島京子のおかげで時折の優しい触れ合いの
ほほえみにふれられて、人の生きるということの。
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時折

2022-04-16 00:43:59 | 綾取りの塔(短歌)
時折
顔をのぞかせる
あなたはだあれ
雨を降らせて
くれるんだ
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立ち止まる

2022-04-16 00:43:01 | レターの膜(短歌)
立ち止まる
ごとに見返す
感情は
露呈が一つ
きれいが一つ
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ビル

2022-04-16 00:37:44 | 天秤の詩
なんであなたのことばかり
不思議で不思議でしょうがない
今もあなたのことばかり
この街の雰囲気はあなたで彩られている
僕を想うだろうか
二人で歩いた街を
想うだろうか
僕はあなたを想っていた
街にいるようなきがして
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会いたい

2022-04-16 00:36:32 | 天秤の詩
あなたの夢をみた
それからあなたのことばかり
何をするにもあなたのこと
今何をしているだろう
元気にしてる
幻がふれる
声がききたい
肌にふれたい
手にふれたい
あなたに会いたい
会いたくてたまらない
名前がそっと口から
そしてまた会いたくなる
世界のつながり
イコールつながった
寄り添える
一挙に悲しみに埋没した
掬えるのはあなた以外にはいなく
あなたに会いたい
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