余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

ゾンビ

2020-03-28 00:08:31 | 天秤の詩
支配するものはなにものぞ。
震えはまったく止まらない。
望みながら行えない、
この未熟のこころ。
つながりはいずこへ。
私は無知であり、
一匹の餓鬼である。
戦うことをよしとしない。
血に飢えたゾンビである。
くさってゆくがよい。
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黒カラス

2020-03-27 22:57:27 | みじかいとき(短歌)
黒カラス
死をついばむ闇のままで
無下を欲しがる
傷でまう羽
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白鴉

2020-03-27 00:39:07 | 天秤の詩
欲してしまう
黒の粒を
そして吐き出すこの嫌悪の為に
悩ましき目玉の光り
それはどこを見ている
飲み干そうとうごめいて
変わりゆく仮定の酷使
赤はうめいて
黒を研ぐ
正しさは痩せ細り
規則正しく雷鳴
心の蔵は刺激され
幻の翼がいたいほどに
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少年

2020-03-26 22:57:04 | 天秤の詩
蛙に話しかけた少年
真っすぐ見つめた先には
誰もいないが
語りかけた少年
少年は知っている
すこし当惑もいる
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くるくると

2020-03-24 22:22:12 | みじかいとき(短歌)
くるくると
我は関する
小指の糸
だから妖怪
黒白の図
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