余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

囲いの景色

2024-04-01 01:15:39 | レターの膜(短歌)
囲いの景色
そっとはなれた
優しさは
星降る夜に
後追いをする
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アンソーシャルディスタンス

2024-04-01 01:13:39 | マイブック(か)
「アンソーシャルディスタンス」
      金原ひとみ 著

アンソーシャルディスタンス。
コロナ化で言われたソーシャルディスタンス。
距離。
距離とはなんだろうか。適切な距離?
五つのストーリーからなるが、
どれも一気に物語の中へと入ってしまう。
ストロングゼロ(お酒)に向かってしまう、整形へと向かってしまう、
夫以外の人へと行ってしまう、死を思ってしまう、
性欲と辛いものへと向かってしまう。
相手との心との依存との距離。
物語へとぐっと入ってしまえるのは、
たとえ小さくとも光がなくては読む進められはしない。
覆う闇は光があってこそとして。
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首里の馬

2024-04-01 00:44:30 | マイブック(た)
「首里の馬」
      高山羽根子 著

独特な世界が広がっている。
タイトルの首里の馬のとおり舞台は沖縄である。
主人公の名は未名子。
子供のころから通っている郷土資料館で分類をして過ごしている。
そして仕事は問読者(トイヨミ)。
パソコンでつながった向こう側の人にクイズを出すのが仕事。
クイズという会話で相手とつながる。
それは抱える孤独を癒す行為といて。
この物語の独特な世界観は孤独の淡さがまとっている、
それぞれの登場人物の空気のような気がしている。
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