余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

2024-04-16 23:59:51 | マイブック(ま)
「光」
      三浦しをん 著

冒頭のシーンがなんといっても衝撃的だった。
3・11の震災を思い起こさせる描写にあの時の衝撃が蘇ってくる。
島が津波によって呑み込まれていく場面に。
この本はそれよりも以前に出版されたものにもかかわらず。

そしてその津波に運よく逃れた、また逃れてしまった3人の子供。
その関係性の物語。
失ってしまった虚無感と、あるはずのものを見続ける空虚さを、
ない交ぜにして生きること。
そこにある影の存在を導かせながら。
影があって光はある。
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持ちよりの

2024-04-16 00:27:15 | レターの膜(短歌)
持ちよりの
言葉をおもいへ
かえすとき
梟は鳴く
森のしじまで
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