えーえんとくちから 2024-01-16 23:58:48 | マイブック(さ) 「えーえんとくちから」 笹井宏之 著短歌の本。世界は広がる。無から有へ。有からわたしへ。わたしからあなたへ。私とあなたのつながる世界。世界は呼吸している。蝶が舞う、花びらが舞う、木の葉が舞う、雪が舞う。その中で見る、夢にも似る永遠という一瞬。追い求めながら、焦がれながら、空を掴むように短歌はうまれる。えーえんとくちから。
ことばの歳時記 2024-01-16 23:39:40 | マイブック(や~わ) 「ことばの歳時記」 山本健吉 著俳句の季語。それは季節の言葉。その言葉を聞けば春を想う、または夏を感じ秋に触れて冬をみる。古くからある言葉に込められたもの、言葉からどんなことを感じてその体温に包まれる。春は、水温む、霞、黄色い花、立春、東風、等々。夏は、新緑、薫風、涼し、泳ぎ、花火、河童、など。秋は、秋の暮、月、虫、身に入む、紅葉、など。そして冬は、時雨、息白し、去年今年、雪、冬籠、等々。言葉はおもしろい。そのことばの持つイメージにより、想像はより深くふかくへと膨らんでいく。