余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

ポトスライムの舟

2022-08-22 23:46:17 | マイブック(た)
「ポトスライムの舟」
      津村記久子 著

ポトスライムは植物だ。
そして働くとはどういうことだろうか。
何と問われ何と答えるだろう。
お金を得るため、生活のため、生きるため。
とても不思議なのだ。
ここにしかない場所であり、
アイデンティティになりえて、
振り向けば、
ここ以外にも場所というものはあり得るはずなのに。
人と関わることへの楔なのか。
二篇とも労働を見詰めている。
見詰めながら、囚われている。
羽は自身を羽ばたかせるためにあるが、
また他者、あなたを包むためにもある。
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手の指と

2022-08-22 23:44:05 | 綾取りの塔(短歌)
手の指と
足の指を
同時に見て
そこに星座を
当てはめている
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本を読む

2022-08-22 23:42:04 | レターの膜(短歌)
本を読む
場所はここが
よくて
それぞれの風とか
君のそばで読む
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