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余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

吐き気

2021-12-25 22:58:03 | 天秤の詩
壊れていくひ
狂ったものは
屋敷に集う
童顔の
偽の幼い手の平
混沌の
カオスが煙を
白は黒
灰は空に
錯乱が眼を
蝕む穴ha
壊れていく毛糸
驚愕の闇を
垂れ流すなみ
腫れていく頬
檻に凭れる舌とき
鎖に繋がれたおえ
嗚咽が生むきょう
塞がれた迫るこう
闇に隠されたさむぞ
失っていくちか
続くbai
見え隠れするきょう
届かぬさけひ
繋がれたふさ
ひりつくオレンジ
ヒクツクうずま
塗られたやけ
並べられた8
4と4
滴り落ちたぜつ
乱された1
悲鳴がし
揺れ続けた1「
濡れ続けた1」

握り締めた物

2021-12-25 22:55:16 | 十五の詩
常にまとわりつく悲しみと
悲しみにつながれた月
月の明かりは温かい

覚悟

手を汚そう

この手を紅く染め上げて

紅い月

赤い瞳

潰れた右目

失くした左腕

無数の腫れた傷跡は
隠し続けた犯した本音
とろけていく脳は
隠されたエチュード

亡者

2021-12-25 22:51:53 | 十五の詩
欲望によって僕らは成り立っている
欲望が欲望を生み
満腹感をしらない快楽の渦
奪い合う楽しみの虜
エクスタシー
繰り返す感情の笑い
渦に呑み込まれていく饗宴
乱痴気騒ぎの裸の祭り
身を預けてみようか
この欲望の中にダイブして
心の底の慈愛や慈悲をほっぽりだして
世界が泣いていようと
誰かが横で倒れていようと
自身の開放は口をあけている
さあ行こう
黄金が呼んでいる
性が待っている
快楽のために奪いに行こう
戦いに勝つのだ
暴力と混沌と破壊の支配
悪意はすぐそこで眠っている
磔にされようとも止まれない
欲望は輝きに満ちている
魅力的な黒と白