余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

ぼくらは

2021-11-16 22:34:33 | リンゴのいろ(短歌)
ぼくらは
大人と子供の
時分が
あるからいつでも
なれる半身
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夜が明ける

2021-11-16 09:36:13 | マイブック(な)
「夜が明ける」
      西加奈子 著

えぐられる、
胸がえぐられるて。
心をかきむしられる、そんな話しだった。
どうしようもない心の孤島の周りの海。
男の、どうしようもない男の葛藤がまざまざと
描かれている。
ふたりの男、
深沢暁と。
血は流れていることを望んでいる。
二人の男の呼吸する物語。
血はときに甘美であり、痛々しくもあり続ける。
空に一筋のひかりが差しても。
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