余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

2020-06-15 00:29:32 | バラ色の獣の詩
中途半端は生きちゃいけない
迷惑せんばんな奴だからな
嫌な奴だともとれるわけだ
その傷痕は造花のたまもの
生きていながら生きていない
そのくせ八方美人だから仕様がない
自身の内には空どうか
食べものすら入らない
生きる隙間はあるのかどうか
五感はとても大切だろう
失くしたものは目か耳か
口か鼻か肌
強いのはだあれ?
さがしたけれど見てきたものは
無関心は死にたがる
立つ場所はふにゃらちか
恋しい人はいたのだが
近くにいながらふれられず
はりぼて月のデコボコ
地面はさながらまざりすぎる
浮かび上がる罪人か
その罪状はしらされない
求めては水たまり
水たまりでも溺れるが
天使は指先で踊っていた
卵はおちてわれてしまった
これが詩人
とでもいいたげだ
卵のばかやろう
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メレンコリアによろしく

2020-06-15 00:27:15 | バラ色の獣の詩
憂鬱室だよ
憂鬱室
いつものことだが底辺だ
底辺には錯乱あるが
なにせ入りすぎてもう嫌さ
花もあるにはあるが
失礼しますじゃすまないぜ
水あげにも一苦労
なにがなんだかめちゃくちゃよ
だから憂鬱室はよく出現
あきあきだなんてこっちのセリフ
とんだ誤算だおっかさん
お尻ふりふりの曲線美
けれどふりすぎはよくないぜ
滑稽ととれる性
実は入りっぱなしだとはっとなったら
もう立派な下剋上
火蓋の旗を掲げるが
ちゅうちゅう吸ってるおんぼろタイヤ
こりゃてんてこまいとお手上げしそう
そのときは彼によろしく
なんてタイトル飛び込んで
それが頼りとまいったな
あわやふくれる打ち上げさらば
隠れ損ねた自殺志願者
いつもの星は今日は雲隠れ
頭をなでたらおサルだよ
また出現すると思いきや
支度をしなけりゃ泣けちゃうさ
太刀打ち出来りゃわけないさ
これで仕舞いじゃ名がすたる
一筆さらりとかくわけだ
あの人によろしく
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