クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

太宰治が愛した食べ物は? ―作家の秘密道具(8)―

2010年12月28日 | ブンガク部屋
太宰治が愛した食べ物。
それはみそ汁である。

津軽の人にとって、みそは大切な食料だったらしい。
太宰は津島家の自家製みそをこよなく愛した。

学生の頃は、魔法瓶にみそ汁をつめて飲むほどだったという。
昭和12年に作家たちと旅行に行ったときも、
太宰は人目を隠れて6杯ものみそ汁を飲んだというエピソードも伝わっている。
太宰尾というと、酒好きのイメージがあるが、
実はみそ汁好きでもあったのだ。

みそ汁の脳に与える効用はよく知らない。
彼の創作に何らかの影響を及ぼしただろうか。
太宰作品をじっくり読めば、
仄かにみそ汁の香りが漂ってくるかもしれない。
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