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居酒屋さすらい 1875 - 東上野は空いていた - 「肉maro おとんば 東上野店」(台東区東上野)

2022-02-12 22:39:33 | 居酒屋さすらい ◆東京都内

出掛けることもなく地元でばかり飲んでいたが、久しぶりに街に出た。

上野。コロナ禍真っ盛りでも、アメ横は混んでいる。もちろん「大統領」も。そして「たきおか」も「3号店」も。

あぁ、またこのループにハマった。前回は上野駅裏の「ほていちゃん」に行って事なきを得たが、今夜はちょっといい。今日は久しぶりに昭和通りの向こう側に行ってみるか。

東上野はリトルソウルの街。コリアンBBQもあるし、オモニのキムチ屋もある。昔は良く来たけど、最近はすっかりご無沙汰だった。買うつもりはなくて、お店を冷やかすのも悪いけどちょっとキムチ屋に立ち寄ってみた。キムチ屋さんも焼肉屋さんも開いていてとりあえず安心した、その時ふと向かい側を見ると酒場が見えた。近づいてみると、その店は「おとんば」だった。ほぅアメ横とは別の店をオープンさせていたか。

かつて自分はアメ横の「おとんば」を台東の雄、「ま〜ちゃん」より上と評したが、実はその後お店には行っていない。あれほど絶賛したのに。

それなら、ちょっといい機会だから、この店に入ってみようか。

テーブル席に着座して、まずは「赤星」(616円)からスタート。つまみはもちろんこれ。

「おまかせ刺し3点盛り」(580円)。

タン、コブクロ、ハツだろうか。全盛期の「馬力」ほどではなく、御徒町の「日吉屋」よりも高いけど、この盛りで580円ならまずまずじゃないかな。わさび、柚子胡椒。いろんな味付けが楽しめるよう肉の脇にそれらが添えられている。

いずれもうまし。

焼き物はいずれも90円。試しに「ハツ」と「シロ」を2本ずつ(各90円)を頼んだが、身は大きくタレの旨さも含めて満足だった。

オーダーはもちろん1本ずつ可能。この界隈には一度のオーダーで最低ロット10本をオーダーしなければならない悪名高き店があるが、一本90円なら気にしないでいろいろ頼めるところがいい。

近年、アメ横には「ヤリキ」という串焼き屋が台頭してきた。結構評価も高く、常にお店は混んでいるが、自分はあまり好きではない。アメ横にあって、値段が高いのだ。その看板商品である串焼きは121円から。並みではあるがアメ横プライスではない。そうした中での串焼き90円は突出しているし、しかもクオリティも悪くはない。

やはり、評価通りの店だった。

ビールを空けて、「ホッピー」黒へ(495円)。基本、白の方が好きだが上野にくると条件反射で黒を飲んでしまう。

「名代煮込み」は480円。とろっとろのスープが素晴らしい。

自分的には「大統領」のスープのないものが好みだが、オーソドックスなつゆありも充分に煮込んでいるものは大好きだ。その煮込みは一見するだけで相当煮込んでいることが分かった。素晴らしい。

最後に「玄米緑茶ハイ」(330円)でラスト。

「チューハイ」類は385円で、結構いい値段をとる中、このお茶系の飲みものはお値打ち。中身も濃かったから満足。また、「ヤリキ」と比較してしまうのだが、その「ヤリキ」は「酎ハイ」が440円。しかも氷が多く、ちっとも飲んだ満足感がない。一方、「おとんば」のホッピーも「玄米緑茶ハイ」も氷による量の調整はそれほど感じなかった。

やはり、この店悪くはない。ただ一つ言いたいのはお店の雰囲気で、アメ横特有のダークな感じがない。メニューと客層がその雰囲気を決定づけると思うのだが、比較的健全感があり、その分つまらないし物足りない。東上野のお店は完全に一般の居酒屋だった。つまり、居酒屋と酒場の違いはそこにある。酒場はダークな雰囲気の恐怖とワクワク感が酒とつまみの味を増幅させるのだ。

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