大学の先輩、うっちーさんと水道橋の盛り場で酒を飲むことになった。腹が減ってたから、「町中華でも行きませんか」と提案したが頑と受け入れてくれない。こういう展開になると、大体うっちーさんはショボい店を選ぶ。だから、うっちーさんにこう提案した。
「以前行った酒場に行きませんか」。
あれは確か7年前、カープと読売のクライマックスシリーズを観に行った時だったか? うろ覚えだが「蔦屋」っていう酒場だった。
すると、うっちーさん。珍しく自分に同意した。
「そうしますか」。
その店は今も健在だった。このコロナ禍に生き延びたのである。店名はやはり記憶どおり「蔦屋」だった。
田舎風の炉端系酒場。暗がりの店は演出ではなくデフォルトだ。
まずは「酎ハイ」から。お通しあり。「マカロニサラダ」。
ただ、この「酎ハイ」がイケてない。炭酸が少ないのだ。だから、すぐに焼酎お湯割りにスイッチ。もちろん梅干し入り。
うっちーさん、軽いノリでばんばんオーダーする。玉子とトマト炒め。
ジャガバター。
ウィンナー炒め。
にらもやし。
中華系が多いぞ。ならば、はじめから町中華でよかったんじゃないか。
まぁいいか。「蔦屋」も充分うまいし。
普段の一人飲みだと小一時間で試合終了となるが、複数人でお酒を飲むとおしゃべりが楽しくて、ついまったりとゆったり。こういう酒も楽しい。
私の好きそうなものばかりじゃないですか。
そういえばそうですね。
ジャガバタとにらもやしなんて特に。
水道橋駅の東京ドームと反対側にあります。