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居酒屋さすらい 0791 - じゃがカレー - 「立飲み たきおか3号店」「立飲み たきおか」(台東区上野)

2014-10-17 17:22:10 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋

会社のS水嬢が、「立ち飲み行ったことないし~」みたいなことをのたまった。

それでも昭和生まれか!とも思ったが、仕方ない。あと半年で平成生まれになり損ねたのだから、それは禁句というものだろう。

「立ち飲み」の話題をしていると、彼女はやけに「バル」という単語を使ってくる。いやいや、「立ち飲み」という言葉を使っていいのは、ガード下の大衆酒場と角打ちだけだと言ったら、意外や意外、彼女が「行きたい」とのたまうではないか。

それならば、「オレが本当の立ち飲みを教えてやるよ」とまるで山岡士郎風に宣言して、その夜連れていったのが、アメ横の「たきおか」だ。

ここならば、「立ち飲み」の醍醐味が全て味わえる。

オヤジ度99%、汚い度72%、モクモク(煙)度79%。キャッシュオンデリの純立ち飲み。

これが「カドクラ」だとちょっと違う。「カドクラ」のオヤジ度は91%、汚い度68%、モクモク度66%で若干「たきおか」よりも異なる。

そこで、S水嬢を店に連れて行くと、一瞬驚きの表情を見せたが、その後はとても楽しそうにしている。さすが、現代っ子。

わたしは、ホッピーを飲んだが、彼女は「チューハイ」。ここでホッピーを飲んだら、拍手してあげようと思ったが、さすがにそこまで踏み込まなかった。

それにしても、「たきおか」に20代の女子が入ると、さすがに映える。他のタチノミストらもそんな彼女をしげしげと見ていた。

 

さて、その翌日、会社のT根に誘われ、酒を飲みに行くことに。

昨夜のS水嬢の話しをしたところ、「たきおか」に行こうかという話しになった。

そういえば、3号店にまだ行ったことがない。以前、Y澤さんと行こうとしたが、店の前が工事をしていて、うるさいやら、埃が舞うやらでやめにしたことがある。

「3号店に行ってみないか」と聞くと、T根は「OK」と言い、我々は3号店へと向かった。

 

「たきおか」が3号店を作ったのは驚きだった。「たきおか」の多店舗戦略。恐らく、社員に独立ののれん分けをさせているのだろう。

2号店はあまり好きではない。うまく説明できないが、雰囲気が好きではないのだ。店員さんが怖いというのもある。だから、2号店には1度しか足を運んだことがない。

さて、3号店はどうだろうか。

結論から言おう。3号店が「たきおか」の中で一番好きだ。

てきぱき働く女性の方が素晴らしい。一度に何人ものオーダーを覚え、捌いていく。キレキレの女性店員。この女性店員の働きで店が華やいでいる。

メニューは若干、1号店と違うかな。

中でも、わたしの一番好きなメニューは「じゃがカレー」。

今や月に1度は3号店に通うけれど、このメニューは絶対に外せない。

しかし、ここ最近、カレーをつまみに出す居酒屋が増えてきた。カレーをつまみに酒を飲む人といえば、文芸評論家の坪内祐三さんが有名だ。かつては、その行為をどうしても奇人として見ていたが、今ではそれも普通の行動になった。
カレーをつまみに出す立ち飲みは浦和の「モルガン」、池袋の「三兵酒店」がある。
ともあれ、「たきおか」の「じゃがカレー」は最高。文字通りジャガイモのカレーなのだが、小さなジャガイモが1個丸ごと入っている。これはすごい。他に具材はないのだが、その存在感といったら。黒ホッピーはもちろん、「チューハイ」にもよくあう。

前日、「たきおか」の1号店に行った際、かつてより店内に余裕があると思った。だが、2号店が出来て、3号店も開店し、このように満員になっているのならば、客が分散しているのだろう。
アメ横に「たきおか」あり!アメ横の立ち飲みの覇者はやっぱり「たきおか」だ。

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