「桝本屋酒店」を出て、池袋の界隈を散策した。
目立つ酒場は安価系。270円とか280円の酒場がやたらと目立つ。
立ち飲み屋はないかなと思って歩くと「でかんしょ」という看板が目に飛び込んできた。
「でかんしょ」なんて店はそうそうない。すぐに小岩の店と同じ系列であることが分かった。 ビルの作りが変わっているのか、2階の店舗までは、長い廊下を歩いて、ようやくたどりつく。そうして店に入ると、店内はひっそりとしていた。
開店は15時かららしい。
仕方ない。もう少し時間を潰すことにしよう。
16時を過ぎて、再び店を訪れると店内には演歌がかかっていた。
小岩店と同じく、店は朴訥とした造り。田舎風である。
「でかんしょ」の特徴はチケット制だ。
1,000円のチケットを買えば50円の綴りが22枚ついてくる。つまり1,100円分だ。
ビールは300円。チューハイに至っては150円という料金設定。これは小岩店と同じだ。この金額はさすが。店の周囲をカウンターが張り巡らす。頭上には所狭しと短冊メニュー。
しかしまぁ、メニューの豊富さといったら、立ち飲みでは随一かもしれない。
1軒目でビールを飲んだから、ここは「チューハイ」からスタート。
つまみは「牛すじ煮込み」(400円)。
飲み物の価格の水準からして、「煮込み」の価格は高いと思うのだが、どういうわけだろう。
小鉢に入った、比較的小さな「煮込み」。大鍋で煮たのだろう。牛すじはトロトロだ。味は醤油ベース。やや甘いが、下町風味である。
頭上のテレビは競馬中継。やがて、競馬が終わるとゴルフ中継へと変わった。
16時近くになると、少しずつお客さんが入店してきた。
「チューハイ」をおかわり。
実は、このあとチューハイを3杯もおかわりしてしまう。味は完全なプレーン。「樽ハイ倶楽部」のような甘いものではない。
つまみをもう一品だけとることにした。
膨大なつまみ群の中から一品だけ選ぶのには労力がいる。
「チクワ磯部揚」(250円)、「里芋ホクホク揚げ」(200円)、「鳥からあげ」(350円)、「ゴボーステック」(200円)、「ニンニク天」(200円)などなど。
その中からわたしがチョイスしたのが、「里芋ホクホク揚げ」だ。文字通り、里芋を揚げたものだが、これが最高だった。こんな組み合わせ、初めて。もちろん、他の居酒屋でもないだろう。
居酒屋の醍醐味は普段、食べられないものを食べるところにある。したがって、料理を提供する側は常に研究を怠ってはいけない。この店のように、メニューの数が多い背景には、客のニーズをくまなく取り込んできたのだろう。
最近の東京の立ち飲みはメニューがだいたい決まっていて、なんかワクワクとするものがない。常に新しいイノベーションが立ち飲み屋にも必要なのではないだろうか。
チューハイを4杯飲んだら、すっかりへべれけになってしまった。
もう帰ろうか。
朴訥とした雰囲気がいいね。
「でかんしょ」。
目立つ酒場は安価系。270円とか280円の酒場がやたらと目立つ。
立ち飲み屋はないかなと思って歩くと「でかんしょ」という看板が目に飛び込んできた。
「でかんしょ」なんて店はそうそうない。すぐに小岩の店と同じ系列であることが分かった。 ビルの作りが変わっているのか、2階の店舗までは、長い廊下を歩いて、ようやくたどりつく。そうして店に入ると、店内はひっそりとしていた。
開店は15時かららしい。
仕方ない。もう少し時間を潰すことにしよう。
16時を過ぎて、再び店を訪れると店内には演歌がかかっていた。
小岩店と同じく、店は朴訥とした造り。田舎風である。
「でかんしょ」の特徴はチケット制だ。
1,000円のチケットを買えば50円の綴りが22枚ついてくる。つまり1,100円分だ。
ビールは300円。チューハイに至っては150円という料金設定。これは小岩店と同じだ。この金額はさすが。店の周囲をカウンターが張り巡らす。頭上には所狭しと短冊メニュー。
しかしまぁ、メニューの豊富さといったら、立ち飲みでは随一かもしれない。
1軒目でビールを飲んだから、ここは「チューハイ」からスタート。
つまみは「牛すじ煮込み」(400円)。
飲み物の価格の水準からして、「煮込み」の価格は高いと思うのだが、どういうわけだろう。
小鉢に入った、比較的小さな「煮込み」。大鍋で煮たのだろう。牛すじはトロトロだ。味は醤油ベース。やや甘いが、下町風味である。
頭上のテレビは競馬中継。やがて、競馬が終わるとゴルフ中継へと変わった。
16時近くになると、少しずつお客さんが入店してきた。
「チューハイ」をおかわり。
実は、このあとチューハイを3杯もおかわりしてしまう。味は完全なプレーン。「樽ハイ倶楽部」のような甘いものではない。
つまみをもう一品だけとることにした。
膨大なつまみ群の中から一品だけ選ぶのには労力がいる。
「チクワ磯部揚」(250円)、「里芋ホクホク揚げ」(200円)、「鳥からあげ」(350円)、「ゴボーステック」(200円)、「ニンニク天」(200円)などなど。
その中からわたしがチョイスしたのが、「里芋ホクホク揚げ」だ。文字通り、里芋を揚げたものだが、これが最高だった。こんな組み合わせ、初めて。もちろん、他の居酒屋でもないだろう。
居酒屋の醍醐味は普段、食べられないものを食べるところにある。したがって、料理を提供する側は常に研究を怠ってはいけない。この店のように、メニューの数が多い背景には、客のニーズをくまなく取り込んできたのだろう。
最近の東京の立ち飲みはメニューがだいたい決まっていて、なんかワクワクとするものがない。常に新しいイノベーションが立ち飲み屋にも必要なのではないだろうか。
チューハイを4杯飲んだら、すっかりへべれけになってしまった。
もう帰ろうか。
朴訥とした雰囲気がいいね。
「でかんしょ」。
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