中華さすらい171 - あれから3年が過ぎて - 「しん楽」（港区新橋）

とんと新橋に来る機会がなくなった。用事がないからわざわざ行かないだけなんだけど。約10ヶ月ぶりの新橋。行き先は3年ぶりの「しん楽」である。　

N新聞、Aちゃんが退職。Mちゃんは中部支社に異動するという送別会である。これ以上のことはもう書かない。Aちゃんと自分の個人的な話しである。

「しん楽」のお母さんが亡くなられたことはジャンさんから聞いた。お母さんは常にお元気そうだったから、少なからずショックだった。お店はその後、昼営業をやめたときいた。だが、自分はなかなか新橋に行く機会がなく、「しん楽」に足が向くことはなかった。

そして、今回久しぶりに「しん楽」の暖簾をくぐった。

「しん楽」のマスターも、Aちゃんも、そしてMちゃんも皆元気だった。時が流れ、それぞれ大きな変化があった。でも、こうして皆元気で再会できたことが嬉しい。

瓶ビールで乾杯。

料理はマスターのおまかせでどんどん出てくる。

「木耳玉子炒め」、「焼き餃子」。抜群にうまい。

ビールを飲み干し、Aちゃんがボトルキープする、サントリー、ダルマの炭酸割り。普段、ハイボールは飲まないが、たまに飲むとうまいんだ。

AちゃんとMちゃんの愚痴はここでは書けない。でも、よほど鬱積するものがあるのか、その舌鋒は鋭かった。正直、延々と続く、それはあまり楽しいものではなかった。

途中、手が空いたマスターが会話に入ってきた。話しをきくと、マスターはGR86に乗っているらしい。熱い話しを聞くと、相当好きらしい。とにかく、マスターがお元気そうでよかった。

いつか、またこの3人が「しん楽」で会うときが来るだろうか。その時は、それぞれどうなっていることか。再会を祝した、乾杯は続く。