4ヶ月ぶりの博多は前回と同様、取材前日入り。前回は仕事の前日に飲み過ぎて、ちょっと失敗したので、また自分にお呼びがかかるか心配だったが、どういうわけかまた指名してくれた。
A社のお仕事である。この会社さんの企画グループは女性ばかり5名が在籍する。取材には大体、男性の部長さんとそのグループの女性が一名が同行するのだが、前回の仙台出張から女性のグループリーダーともう一名の女性の同行となった。
博多到着が19:00で、ホテルにチェックインしたら20:00を過ぎた。
グループリーダーは「熊猫さん、よろしければ夕食でも」となり、呼ばれることになった。出張の楽しみといえば、グルメだし、相当気合いを入れてお店探しをされたっぽい。それもそのはず、グループリーダーともう一方とも、初めての博多らしい。
もつ鍋にしようか、水炊きにしようか揉めたという。協議の末に落ち着いたのが、「水炊き」らしく、「熊猫さん、水炊きでよろしいですか?」と尋ねられた。もちろんOKである。むしろ、年齢的にもつ鍋がきつくなっている。あっさりとした水炊きの方がいい。
お店はホテルからほど近い、「華味鳥」というお店。チェーン店らしいが、ちょっと格調高いつくりにしている。着物を着た女性が接客をしてくれるのだが、多分にインバウンドを意識していて、店員さんには外国人の方もいらっしゃった。
ボックス席に着席したおっさん一匹と美女2名。まずは生ビール(680円)にて乾杯。ちなみにビールはヱビスである。しかし、こういうのって、実は微妙である。支払いの問題なのだが、一応、自分が奥の席を勧められた。けれど、果たして年長者の男としてそれでいいのか。自分が支払うべきか、それとも出張費が出ていて、先方のお支払いなのか、これは大問題である。恐らくだが、お店の雰囲気的には一人1万円はいくだろう。「華味鳥水たき」が一人前3,500円である。自分が支払うとなれば今回の原稿料がほぼ消える。果たしてどうすべきか。とてもケチくさく、辛気臭い話しになるのだが、気もそぞろになってしまうのである。
まぁ、いいか。こんな機会、頻繁にあるわけでもないし、接待費として計上することにして、腹をくくって飲むことにした。
「華味鳥水たき」を3人前オーダーし、「華味鳥特製たれつくね」(600円)がおすすめですと言われるがまま、「3人分お願いします」となり、「博多に来たら明太よね」との声をきいて、「出汁巻き明太玉子」(770円)を追加した。
美女たちはお酒が強かった。
「生ビール」を飲み干すと、彼女らは「博多あまおう酎ハイ」(650円)にスイッチした。調子に乗って、自分もそれにした。博多はあまおうが有名なんだね。そんな話題になった。
水炊きは確かにうまかった。さっぱりとした優しい味。鳥は臭みがなく、肉の弾力がすごい。博多はもつ鍋のこってりと水炊きのさっぱりが同居する不思議な街だ。
卵黄でいただくつくねも良かった。つくねマニアとしては一食の価値ありという感じ。2個600円はだてじゃない。
「華味鳥生ハムとたたきの盛り合わせ」(1,380円)を追加。もう、鳥づくしである。
水炊きを一通りいただき、最後は〆である。余ったスープにうどんかご飯を選べるのたが、満場一致でうどんとなった。これが結構なボリュームで、最後はもうお腹いっぱい。
さてさて、支払いは自分がしようと意気込んでいたが、「いやいや」、「いえいえ」の応酬となり、最終的に割り勘に落ち着いた。領収が出ない最悪のパターンである。
ともあれ、おいしいものを美女と一緒にいただいたことで華丸! かなと思う。
おはようございます。
やはり行かれてましたか。
「華味鳥」。
コースで攻めるのが正解ですね。
何の心の準備もなく突然行ったもので、そこは判断を誤りました。
九州はポン酢や醤油が独特で、味が違いますね。
長崎のチョーコー醤油とか独特です。
「華味鳥」は東京にもお店があるようですが、やはり博多でいただくのがベストかなと思ったりしています。
ポン酢が柔らかい味だったような記憶が。
また行きたいです。