なんという偶然か。
「晩杯屋」の次は「日高」。まさに新旧の立ち飲みチェーンを巡る立ち飲み紀行。思えば数年前、「日高」はそのままナショナルチェーンとして、突っ走るかに見えた。だが、「日高」を運営するハイデイは、その道を選ばなかった。
採算が悪かったのだろうか。
それとも、他に理由があったのだろうか。
今では、熱烈中華食堂の看板に、「ちょい飲み」の文字がある。路線を変更したのは明らかだ。つまり、立ち飲みという業態にして、狭いマーケットで勝負するのではなく、通常店で飲み客を動員しようとしたのではないだろうか。多分、立ち飲みの客単価は悪いのだろう。なにしろ、センベロがもてはやされる時代だから。
立ち飲み日高には8軒行った。東は小岩、西は立川、北は戸田公園。今回入った朝霞店は、偶然見つけた店である。「まだ、見知らぬ『立ち飲み 日高』があったか」と、少し感動を覚えた。この店、通常店と立ち飲みの混合店である。未だかつて、混合店は見たことがなく、ハイデイ得意の実験店舗なのだろう。座りと立ちが共存する貴重な店舗といえる。
その立ち飲みスペースは極めて狭い。10人も立てば、いっぱいになってしまうほど。
時刻は15時。それなのに、既に2人の酔客がいる。ますば「ホッピー」を黒で。そして、「ねぎチャーシュー」。
「日高」に来ると、大概ボクは、この「ねぎチャーシュー」を頼む。チャーシューにからしをつけると、それはそれはおいしくなる。昔、王子の「立ち飲み 日高」で「ねぎチャーシュー」を食べた時、思わずからしをつけすぎて、むせてしまったっけ。
かつては、「日高」を最強と思っていた。生ビールの値段、ホッピーと中華の相性。けれど、今「晩杯屋」と比較すると、どうしても見劣りしてしまう。その違いはなんだろうか。
メニューの少なさか。
揚げ物の少なさか。
いや、やはり、「日高」はやっぱり中華食堂なのだ。「晩杯屋」とは出発点が違う。
でもね。「ナカ」の濃さは、「日高」に軍配。
今、「晩杯屋」が与党なら、「日高」は野党。両者の拮抗があって成熟する。まだまだ、「日高」には頑張ってほしい。
■ 「焼鳥 日高」の過去記事
千葉市の蘇我駅前には
普通の日高と立ち飲み日高が並んでいます。
そして,立ち飲み日高では立ちと座り両方です。
一階は立ち席,二階は座りです。
お近くにお越しの際は立ち寄ってみてください。
焼鳥日高でした(^^;
https://tabelog.com/chiba/A1201/A120101/12036972/
ご無沙汰してます。
蘇我の情報ありがとうございます。
蘇我にはもう数十年行ってないですが、この情報を確かめに、メラメラと行きたくなりました。
千葉市にも立ち飲みの日高があったんですね。日高はいつしかHPから立ち飲み店舗の情報を削除して、どこに店舗があるのか分からなくなりました。貴重な情報ありがとうございます。
話は変わりますが、いっぺいさんが以前インスタでコスモスポーツの画像をアップしていましたが、2ヶ月前に千葉マツダの店舗で見ました。もしかすると、同一車種かも。