連日の港区。けれど、実は田町下車は今年初で、実は4ヶ月ぶり。ということは、当然「宗屋」も今年初めてとなる。16時過ぎにお店に並び始めて、前から5番目。今日はカウンターの飲み物配り係をしなくて済みそうだと思っていたら、開店直前に前に並ぶ人が急激に増えた。3,4人の輩が合流した。振る舞いを見ていると、どうも常連さんの様子。何だかたちの悪い常連が増えたなって感じ。ただ、この件までお店側で管理してっていうのも酷かと。やはりお客のモラルかと思う。
入店後、お客は三々五々テーブルにポジションするが、一人客は基本、カウンターにスタンドする。今回、カウンター奥、飲み物配り係のポジションは微妙に回避されたのだが、この後来店したお客が自分の右隣に捩じ込まれた結果、自分はジリジリと後退。気がつけば、飲み物配り係のポジションにいた。
まずは「梅割」から。
そして、いつもの「レバ刺し」へと流れていく訳だが、今回久しぶりに見た、「宗屋」のレバーがやけに黒く見えた。以前はもっとピンクだったはずだ。仕入れが変わったか。それともたまたまか。いや、黒いからって、品質が悪いわけではないかも。ただ、いつもと違うために、ちょっと気になっただけ。味はいつものうまい「レバ刺し」だった。
刺しものはタンもいただいた。
うんうん。本当にうまい。やはり、この店を抜くもつ焼き屋は未だにない。
お客さんの層は相変わらず若い。唯一、左隣が唯一自分より歳上だと分かる御仁だった。その御仁と話しが弾んでいくうちに、最奥のテーブル席の若者も加わって、話しが盛り上がっていく。彼らは20代だった。
「若いのにお酒が好きなんだね」。
そんな会話をしていくうちに、一人の若者が、自分の職業を尋ねた。17時前から酒を飲む輩が気になるのだろう。
フリーランスの記者と答えると、仲間の一人が、「指揮者かと思った」と言って爆笑を誘った。
「梅割」をおかわりし、「キンツル」を焼いてもらった。やはり、全てがうまい。さすが3年続けて立ち飲みアワード。向かうところ敵なしだが、今年はちと違う。渋谷の「富士屋本店」がディフェンディングチャンピオンに立ちはだかる。
「梅割」3杯目を飲み干し、ゲームオーバー。
ご隠居と若者グループに別れを告げた。
「今度、指揮するからさ」。
そう言うと若者の一人が「楽器持ってこなくちゃ」と返した。
やるな、若者よ!
俺も思ったことあるもん。
お似合いだと思います。
>俺も思ったことあるもん。
初めてきいたよ。
昔、ソバージュにしてた時、バッハって言われたことあるけど、バッハって羊髪だし。よく分からないよ。
ジャンさん。
中学の時の合唱コンクールで指揮者を務めたことがありました。クラスは最優秀賞に選ばれましたが、自分の手柄ではありません。あの頃の自分は何の目標とかも見いだせないショボい奴で。今なら、すごいアクションでタクトを振るえるような気がします。
ロン毛でミュージシャン的風貌なのに、スーツ、それもガチガチのサラリーマンぽくないやつ着てるから、「スーツ着た真面目な音楽系=指揮者」ってなるのかと思うよ。
男のロン毛、大体ミュージシャンかヒッピー(古っ!)か、宗教家になる感じだな。
インドでの俺のあだ名、「尊師」だったからな。今自分で写真見ても超やばいやつだから、そらイジられて言われるよなって思うよ。
そうか。
もうロン毛じゃないし、リンゴ・スター風のマッシュなんだけど、指揮者にみられることに戸惑うよ。
>インドでの俺のあだ名、「尊師」だったからな。今自分で写真見ても超やばいやつだから、
あれはヤバい。
グルだもん。
もし香港の時にあの風貌だったら、絶対近づかないよ。ポアされてたかも。