「庭の湯」を出て、さぁ腹ごしらえ。実はこの日の前日まで、豊島園駅前の「香港飯店」に行こうと思っていた。ホッピーがあるし、そこそこ安い。息子を一度、この店に連れて行ったことがある。その時の感想は、「きちぃ」(きつい)だった。
前日の夜、いろいろと考えた。息子の誕生日なのだから、彼が一番楽しくなる日にしようと。風呂上がりのホッピーは格別だが、「香港飯店」はやめよう。確か、近隣に、回転寿司があったはず。そこに行こう。
てっきり、「香港飯店」に行くと思っていた息子を連れて、「今日はここにしよう」と「がってん寿司」に足を向けたら、息子の眼が変わった。やっぱり、小汚い町中華より、回転寿司の方がいいよな。
「がってん寿司」の話しは割愛。
この後、「パフェ食べに行こう!」と息子に言うと、意外な顔をされた。
「どうしたおっさん?」みたいな感じ。
確か、池袋に「タカノフルーツパーラー」があったはず。今日はそこで締めよう。
拙ブログで度々発言しているが、自分は家族で旅行をしたことがないし、食事に行った記憶は一回しかない。昔はそういうのを恨んだが、今はもう仕方なかったなと思っている。青森の辺境から40を過ぎて、千葉に出て、恐らくもう日々の生活でいっぱいいっぱいだったのだろう。ましてや、昭和一桁生まれの親父は12歳の時に親父を亡くし、高等教育の進学を断念。ましてや樺太という地では生きていくだけで精一杯だったのだろうと今になってようやく、そういう思いに辿りついた。そんな子ども時代を過ごした親父に、家族サービスを期待する方が悪かった。けれど、子どもの頃の自分はこう思っていたはずだった。「こんな親父にはならない」と。
ところが、自分も同じ穴のむじなだった。確かに食事には家族で出かけてはいる。キャンプも行ったし、野球やサッカーも連れて行った。だが、それが何か彼の役に立ったのだろうかと思った。それよりも現実的な話しとして、大人になりつつある息子に親の振る舞いを見せた方が断然役に立つはずだ。息子にいつか彼女が出来た時、どういうお店に行くといいかとか、お金の支払い方とか、注文の仕方とか。子どもは親の背中を見て育つ。そうした振る舞いを大人に近づいている息子に示す必要があると思った。
スーパー銭湯で裸の付き合いをし、その後、回転ではあるが、鮨をつまみ、そしてデザートを食べに出かける。贅沢ではあるが、それか14歳になった息子の誕生日プレゼントだ。
「タカノフルーツパーラー」で、息子は「桃のパフェ」(1,870円)をチョイス。しかし、たけぇなとは思ったが、顔には出さなかった。自分は、「プリン・ア・ラ・モード」をオーダー。1,320円のそれは、正直十条の「深海」の2倍以上の値段のうえ、見た目もしょぼかったが、これはもう「タカノフルーツパーラー」のブランド代として、腹にしまった。
息子は、きれいなインテリア、とりわけ、スタンリー・キューブリックの世界観みたいな内装に落ち着かない様子だったが、これも経験だ。人は経験から学んでいく。
いつか、彼女ができたとき、この経験を活かしてほしい。少なくとも、「タカノフルーツパーラー」にいた、女性たちは誰もがご機嫌だった。
そして、いつか大人になった時、一瞬でもいいから思い出してほしい。
「そういや、昔親父と『タカノフルーツパーラー』に行ったけど、あれはなんだったのだろう」と。
未遂に終わって良かったです。
でも、誕生日パーティは前夜に終わっていて、この日は元々誕生日とは関係のないスーパー銭湯大会だったからさ。
16日に行くのが、急きょ15日になったっていう事情もあるし。
でもそれは前夜祭だからやはり当日は彼が喜ぶであろう店に行くべき。香港飯店は一人で行きなさい!(笑)喜んでくれてよかったじゃ~ん。
それにしても高野フルーツパーラーって高いのう!
そんな思いに至らなかったから、危なかった。危うく、自分の親父と同じ轍を踏むところだったよ。
「タカノフルーツパーラー」、恐るべし!
ホッピー研究会で「香港飯店」に行く?
まぁまぁ、楽しめるよー。
日高屋にはホッピーがあるのに、王将には無いのが残念。関西がルーツだから仕方ないか・・・・。
高野フルーツパーラーで飲むか!?
「タカノフルーツパーラー」にはホッピーどころか、お酒すらないよ。
がってん寿司はいつか行ってみたい店リストに入ってます。
また、来年も同じパターンで息子と「庭の湯」→「がってん寿司」かな。もう「タカノフルーツパーラー」には行かないと思う。
自分も廻ってるのはまず取りません。
来年も付き合ってくれたらいいね~。
まだ親と遊んでくれるかな~??
自分も回ってるのはとらないね。浦安に住んでた時は近所の「ABC寿司」によく行ってたけど、皆回ってるのばかりとっているのを見て不思議に思った。頼んだ方がいいのに。
中学生までは、遊んでくれると思う。鮨で釣れば。