ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

ゴードンとの息の合ったKARIN KROG

2010年07月09日 | 女性ボーカルK
(Sweden)SONET/SLPS 1407/KARIN KROG/SOME OTHER SPRIG(BLUES AND BALLADS)/stereo 

NORWAY生まれのカーリン・クロッグの代表的な一枚。昔は再発盤で聴いていたアルバム。このアルバムで思い出す事と言えば、本SONET盤を入手してターンテーブルにレコードを載せ針を下ろしヴォリュームを上げた、ヴォリュームをいつもより少し上げ過ぎたのだろうか、いきなりDEXTER GODONのテナーがブウォ~ときて慌ててヴォリュームを絞った印象が今でも残っている。それくらい彼のサックスの印象が強い。KARIN KORGは1937年ノルウェーのオスロ生まれ。60年代初頭から地元オスロやストックホルムで活動を始めヨン・クリステン、ヤン・ガンバルク、アリルド・アンデルセン達と共演し注目を集める。64年のフランス、アンティーヴ・ジャズ祭で世界デヴューした。また70年にはアルバート・マンゲルスドルフ、ジョン・サーマンらと万博で初来日しました。71年にはデクスター・ゴードン、77年にはアーチー・シェップとレコーディングもおこなった。彼女の歌はちょっとクセが強過ぎてというか捏ね回す部分があって好きになれないという人もいるようです。kuirenも大のお気に入りかというとそこまでは言えないけどで特定のアルバムを除いては好きなアルバムもあり、その一枚が本アルバム。


本アルバムは彼女の母国オスロでの収録。彼女のヴォーカルもさることながら、共演のDEXTER GORDONの演奏も実にリラックスしているように聴こえる。彼はヴォーカルでも参加しておりKARIN KROGとDEXTER GORDONの息のあった共演盤といった方が判りやすいかとも思う。
ちょっと投げやりともとれる彼女のヴォーカルですが、それが嫌みではなく良い意味での個性として発揮されているアルバムだと思う。DEXTER GORDONの良く歌うサックスが心地よい塩梅でバッキングしてます。KARIN KROGのアルバムの中でも一番のお薦めだと思う。

パーソナル:KARIN KROG(vo), DEXTER GORDON(ts, vo), KENNY DREW(p, organ), NIELS HENNING(b), ORSTED PEDERSEN(b), ESPEN RUD(ds)

収録曲/A面/1. Some Other Spring/2. Blue Monk /3. How Insensitive/4. Blues Eyes/B面/1, Jelly Jelly /2. Tribute To Jimmy Scott-- I Wish I Knew / Everybody's Somebody's Fool/3, Shiny Stockings





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2 コメント

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カーリン節 (久保田豊秋)
2006-11-09 23:25:57
こんばんは!
このアルバムも素晴らしいですね。
先日、名古屋でライブを観てきました。
カーリンとスティーヴ・キューン・トリオです。
当年69歳のおばあちゃん(!?)ですが、
あの個性、深み、味わいは健在でしたよ!
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こんばんは (kuiren)
2006-11-10 20:32:54
彼女の何んていうか透明感のある味わいは格別ですよね。
このアルバムは内容は素晴らしいと思います、ジャケットは知らない人が見るとフォークソングのグループのように思えるんじゃないでしょうか(笑)
その素朴さも魅力なんですが・・・。

東京名古屋大阪はライブの機会が多くて田舎暮らしの私には望めない環境です(憧れ)。
彼女は年取っても歌い回しは変わらないんですね。
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