ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

PETULA CLARK

2007年10月06日 | 私的Rare盤
英PYE(NIXA)/NPL 18007/PETULA CLARK/YOU ARE MY LUCKY STAR/1957

*明日から1週間出張しますので更新はしばらくできません。次の更新は多分15日ぐらいからと思っていますが、あまり当てにされませんように願います。

今晩のアルバムはPETULA CLARKのデビュー・アルバムです。このアルバムは以前から欲しくて欲しくて探し回っていたのですがなかなか出会えませんでした。何軒かのショップにWANTSとしてお願いしていたのですが、それも久しく連絡なくやはり自分で探し当てるしかないのかと諦めかけた時にメールが入りC5盤ですがよろしいですかという事だったのでオリジナルのNIXA盤ではなく英国の再発盤といえるC5盤でも良いと思ってまず入手したのが写真一番下のレーベルを載せているアルバムです。これでまずまず満足していたのですが、海外のオークションでPYE/NIXAの同アルバムを見つけてしまい、見るとやはり節操なく物欲に歯止めが効かず欲しくなってしまい入手に至った次第です。レーベルの写真を3つ載せていますが、仏VOGUE盤は自分は所有しておりませんが、こういうレーベルの同アルバムもあるんだという事で自分の覚えとして載せておきます。冒頭に述べたように本アルバムが彼女の25歳の時のファーストアルバムなんですが、内容は'29年から'40年台までの映画の主題曲を歌ったものです。ライナーノートの彼女の言葉によると子供の頃に聴いて印象に残っている映画音楽を大人になった今あらためて歌ってみたかったと語っています。ジャケットはその映画の主演俳優でしょうか12曲分の12人が左に配置されています。ジャケットは英国盤の伝統に沿ってペラジャケです。これがC5盤になると同じペラジャケでも少し厚手になりますがジャケットのつくりが違いますしジャケ写真も複写したものなのでしょう、鮮明さが欠けています。本NIXA盤の裏面には彼女のサインがあります。一般的にはジャケットにサインとか前オーナーの書き込みがあると嫌われて再販価値が下がると言われますが、僕は全く気にならず却って嬉しいぐらいです。本アルバムの彼女のボーカルですが若々しくて初々しくて可愛いくて新鮮さが溢れています(同じような形容が続いて恐縮です)ジャズ批評の坂田一生氏によるとI, YI, YI,YI,YIだけはC5から復刻されたCDに収録された同曲の方が出来が良いとおっしゃっていましたが、聴いてみたいとは思いますが, CDで聴く事は最近はますます少なくなってきましたので、坂田氏が述べておられるとおり同曲だけを入れ替えて復刻して欲しいものですが、英国のアルバムはこの復刻というのがかなり難しいようです。出だしのA-1のIT'S FOOLISH BUT IT'S FUNから彼女の弾けるようなボーカルに引き込まれ、本アルバムの全曲を通してぞくぞくするほど彼女のボーカルが愛おしく可愛くなる事だと思いますです。本アルバムは探し初めてから入手までに約2年以上要しました。もちろん未だ入手できていないアルバムもあるのですが, 現在の僕の所有盤の中では探した時間が最も長いアルバムです。

*英NIXAのレーベル→

*VOGUEのレーベル→

*英C5のレーベル→
再生音ですがC5はNIXAに比べると細かい描写がやや薄く粗いように感じ, 際立つのはバイオリンの音色が違い,盤も軽量盤となります。

収録曲
A面
1, IT'S FOOLISH BUT IT'S FUN
2, SONNY BOY
3, ZING WENT THE STRINGS OF MY HEART
4, ALONE
5, I. YI. YI. YI. YI.
6, GOODNIGHT MY LOVE
B面
1, I WISH I KNEW
2, SLUMMING ON PARK AVENUE
3, AS TIME GOES BY
4, IT'S THE NATURAL THING TO DO
5, AFRAID TO DREAM
6, YOU ARE MY LUCKY STAR

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