Frankie Laine

COLUMBIA盤でFRANKIE LAINEの“COMMAND PERFORMANCE”

今日の紹介はほぼ一年振りのフランキー・レインです。以前にジャケットを紹介したい為だけのことで、MERCURY盤の“THAS'S MY DESIRE”を記事にしましたが、今回もジャケット紹介のようなものです。このアルバムを最初に見た時には, 本当にいいんですか？という印象でした。ライナーノートにはチャリティーショーの事が書かれてありましたので、その時のスナップ写真だろうと思うのですが、エリザベス2世が彼と握手をしています。慈善事業に参加したシンガーに対しての労いの言葉があったのでしょうが、その写真をジャケットに使用するという事、またそれが許されるというのがある意味凄いと思いました。日本で言えば園遊会でのスナップ写真を商業ベースのジャケットに使用することはまず無いと思いましたので、そういう意味で興味深かったのです。

フランキーレインは1913年シカゴ生まれで、'50年以後はポップ歌手として本アルバムにも収録されているジザベルやハイヌーンのヒット曲を出しました。が本来はジャズを志向していたシンガーでサッチモに影響を受け“ALL OF ME”がヒットした後に出した“THAT'S MY DESIRE”1947年が大ヒットしてスターの仲間入りをしたわけです。彼のジャズの味わいのあるアルバムなら先のTHAT'S MY DESIREがそれらしく聴けます。本アルバムはジャズの味があまりありませんが彼独特のアクの強い節回しを味わうことができます。

収録曲
A面
1, JEZEBEL
2, JEALOUSY
3, ROSE, ROSE, I LOVE YOU
4, GRANADA
5, LONG DISTANCE LOVE
6, THE GANDY DANCERS' BALL
B面
1, HIGH NOON
2, SOMEDAY
3, YOU CHEATIN' HEART
4, I BELIEVE
5, THE KID'S LAST FIGHT
6, ONE FOR MY BABY