ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

BARDOT眺めながらGEORGES ARVANITASを聴く

2011年03月05日 | ジャズ全般
仏BARCLAY/ /GEORGE ARVANITAS QUINTET/ LA BRIDE SUR LE COU/7inch/1961年

今晩のレコードのジャケットはB.Bですよぉ~。B.Bと聞いてトヨタのbBを連想する人の為にあえてしつこく説明させていただくと、B.Bという女性はフランスの女優のブリジット・バルドーの事ですよぉ~。当時はB.B.と言えば彼女、M.Mと言えば再発盤のM&Mではなくマリリン・モンロー、少しB級になるけどC.Cというとクラウディア・カルディナーレという女優がいたのです(一人懐かしがっております)。B.Bの事を少し書くと彼女は1934年生まれ、本レコードは1961年発売ですから26歳か27歳の頃という事になります。当時の男性の羨望の的となったロジェ・ヴァディム監督と18歳の時に結婚して5年程後に離婚したのですが、18歳から20歳台までが彼女の人気の絶頂期だったように思います。元亭主である監督で撮った映画のサウンド・トラックが本EP盤です。ジャケットはB.Bがティーンの頃にELLEのモデルをしていたのが納得の体躯とポーズであります。ちなみにモデルから女優の転身を薦めたのがロジェ・ヴァディムですから、さすがフランスの花花公子は仕込みが早いです(注:花花公子=プレイボーイ)。現在もB.Bは動物愛護活動で活躍中ですが老いた彼女の写真はご覧にならないほうがよろしいかと思います。若くして逝ったM.Mは老いを晒さずにすんだという意味ではモンロー本人も得心している事でしょう。
本アルバムは探して入手した一枚ではなく、GEORGES ARVANITASを検索していて見つけたもので、映画“LA BRIDE SUR LE COU” (邦題;何がなんでも首ったけ)のサウンド・トラックという事だったので入手を少しためらったのですが、価格も数千円だったしジャケットも気に入ったので収録内容が期待外れでもいいやと思って購入したものです。GEORGES ARVANITASの事はよくご存知の方が多いと思いますので僕は遠慮させていただいきます。彼のアルバムでは有名で人気盤でもあり且つレア盤として名を馳せている仏COLUMBIA盤のSOUL JAZZやPRETORIA盤の3amやCOCKTAIL FOR THREEが頭に浮かびますが, どれも入手には手こずるアルバムです。1958年から1960年にかけてのアルバムが一番充実していたのだろうと思いますが、本レコードにはその頃の演奏で収録されているはずなので期待はできるはず、だけど映画音楽だからなぁ~という思いもありました。この映画自体は自分は観てないようにと思います。
B.Bのジャケットを眺めながらGEORGES ARVANITASを聴くとこれが何とも渋くてかっこエエです。LA BRIDE SUR LE COUはSLOWと副表記されているので多分映画内で演奏されたものよりゆったりと演奏されているのではと思うのですがミュートされたトランペットも味があってエエです。BRIGITTE STRIP BLUESはこれまたかっこいいブルースで聴けます。盤面を変えて聴くと、こちらはLES AYMARA(知りません)のラテンの演奏が入っていますがサウンド・トラックという印象が強い内容に思えます。このEP盤は僕にとってはジャケ写真とGEORGES ARVANITASの演奏分だけで充分満足できた一枚でした。なお所有のEPがオリジナルかどうかは知りません。再発盤かもと思っています。

収録曲/ A面/1, LA B.B. BAMBA /2, AL BONDY CHA CHA / B面/1, LA BRIDE SUR LE COU / 2, BRIGITTE STRIP BLUES



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