VERVE盤でELLA FITZGERALDの“ELLA in ROME”1958年録音・レコード重量100g
このアルバムは、副題がThe Birthday Conertとなっていて1958年エラの40歳の誕生日にローマで行われたライブ録音です。彼女の40歳といえば一番乗りに乗っていた時期の彼女でしょう。ライナーノートを読むと本録音がアルバム化されたのはそれから30年後の彼女の70歳を祝う意味で発売されたとあります。A面B面共に冒頭はノーマングランツのイタリア語による紹介があって演奏が始まる形になっています。このアルバムは輸入再発盤ではないかと思うのですが確かな事は確認できていません。エラというシンガーはどんな歌でも硬軟強弱を使い分けて歌いこなす力量があるシンガーで、いつ聴いても上手いと思うのですが、本アルバムではA-4のJUST SQUEEZE MEは色んなシンガーが唄っていますがエラのソフトで芯のあるボーカルが他にはないように思えるし、A-6のTHAT OLD BLACK MAGICのノリノリのスイング感も楽しいし、B-5の I Can't Give You Anything But Loveの三人の声色を使ったボーカルで芸達者振りを披露しています。この三人の声色は一人はルイアームストロングとすぐ分かるのですが、もう一人の可愛い甘えた声色で歌ったものは女性シンガーのRose Murphyらしいです、そしてもう一人はエルビスプレスリを模して歌っています。どれぐらい似ているかは本アルバムを聴いてご判断ください。B-7のSTOMPIN' AT THE SAVOYのみがオスカーピータソントリオのバックですが、このアルバム内では一番の長時間となっていて、ライブならではのエラのスキャットの魅力が堪能できます。
NORMAN GRANZのプロデュース
パーソナルは, ELLA FITZGERALD(vo), LOU LEVY(p), MAX BENNETT(b), GUS JOHNSON(ds), OSCAR PETERSON(p), HERB ELLIS(g),RAY BROWN(b),
収録曲
A面
1, INTRODUCTION by NOMAN GRANZ
2, ST. BLUES
3, THESE FOOLISH THINGS
4, JUST SQUEEZE ME
5, ANGEL EYES
6, THAT OLD BLACK MAGIC
7, JUST ONE OF THOSE THINGS
B面
1, INTRODUCTION by NORMAN GRAZ
2, CARAVAN
3, I LOVE YOU PORGY
4, IT'S ALL RIGHT WITH ME
5, I CAN'T GIVE YOU ANYTHINGS BUT LOVE
6, MIDNIGHT SUN
7, STOMPIN' AT THE SAVOY
このアルバムは、副題がThe Birthday Conertとなっていて1958年エラの40歳の誕生日にローマで行われたライブ録音です。彼女の40歳といえば一番乗りに乗っていた時期の彼女でしょう。ライナーノートを読むと本録音がアルバム化されたのはそれから30年後の彼女の70歳を祝う意味で発売されたとあります。A面B面共に冒頭はノーマングランツのイタリア語による紹介があって演奏が始まる形になっています。このアルバムは輸入再発盤ではないかと思うのですが確かな事は確認できていません。エラというシンガーはどんな歌でも硬軟強弱を使い分けて歌いこなす力量があるシンガーで、いつ聴いても上手いと思うのですが、本アルバムではA-4のJUST SQUEEZE MEは色んなシンガーが唄っていますがエラのソフトで芯のあるボーカルが他にはないように思えるし、A-6のTHAT OLD BLACK MAGICのノリノリのスイング感も楽しいし、B-5の I Can't Give You Anything But Loveの三人の声色を使ったボーカルで芸達者振りを披露しています。この三人の声色は一人はルイアームストロングとすぐ分かるのですが、もう一人の可愛い甘えた声色で歌ったものは女性シンガーのRose Murphyらしいです、そしてもう一人はエルビスプレスリを模して歌っています。どれぐらい似ているかは本アルバムを聴いてご判断ください。B-7のSTOMPIN' AT THE SAVOYのみがオスカーピータソントリオのバックですが、このアルバム内では一番の長時間となっていて、ライブならではのエラのスキャットの魅力が堪能できます。
NORMAN GRANZのプロデュース
パーソナルは, ELLA FITZGERALD(vo), LOU LEVY(p), MAX BENNETT(b), GUS JOHNSON(ds), OSCAR PETERSON(p), HERB ELLIS(g),RAY BROWN(b),
収録曲
A面
1, INTRODUCTION by NOMAN GRANZ
2, ST. BLUES
3, THESE FOOLISH THINGS
4, JUST SQUEEZE ME
5, ANGEL EYES
6, THAT OLD BLACK MAGIC
7, JUST ONE OF THOSE THINGS
B面
1, INTRODUCTION by NORMAN GRAZ
2, CARAVAN
3, I LOVE YOU PORGY
4, IT'S ALL RIGHT WITH ME
5, I CAN'T GIVE YOU ANYTHINGS BUT LOVE
6, MIDNIGHT SUN
7, STOMPIN' AT THE SAVOY
なるほどですね、ebiさんの解釈を読ませていただくとお蔵入りした理由が正当なように思えます。
先に67camperさんがおっしゃっているように“IN ROMA”は聴衆の反応がいま一つ盛り上がらず、そこへ行くと“IN BERLIN”は反応がいいですね。
そういう点もお蔵入りした理由の一つにあったのでしょうか。
このアルバムは未聴ですが80年代に発売されていたのですね。
58年録音と言うと名盤「At The Opera House」の翌年ですね。
その57年には67Camperさん一押しの「At NewPort」ともありますし、「Ellinton Song Book」や「Like Someone in Love」等の秀作が目白押し。このアルバムが録音された58年と言うと「Irving Berlin Song Book」や「Swings Lightly」なども出ている絶好調期ですね。この後60年にはいよいよあの過大評価されている「In Berlin」が出ますし、更に数年後には「at Juan-Les-Pins」が出るわけでVerveとしては「Rome」をお蔵にするしかなかったのでしょうね。
「Berlin」のデカ顔のジャケットよりこの「Rome」のはつらつとしたジャケットのほうが好きです。
お二人の書き込みを読んでいたら聴きたくなってしまいました。
コメント&トラックバックありがとうございます。
それと曲と内容がずれていましたのに気づかずにおりました。
ご指摘いただいてありがとうございました。
記事の方は修正します。
67campersさんが記事にされていたNEWPORTは持ってないような気もします、持っていたかもしれません。恥ずかしい話ですがはっきりしません。
この日曜日にでも確認してみます。