ボルトン氏は、
回顧録の中で、在日米軍の駐留経費についても触れている。
「トランプが日本へ80憶ドルを求めている」と谷内NSC局長へ伝えたとも証言。
「要求をのまないのなら駐留米軍を撤退させる、と脅せ」交渉には有利だ、とも指示された。
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80憶ドルといえば現在の日本が支払っている駐留経費の約4倍だとか。
なお、試算すれば今でも駐留経費の75%を負担しているから相当な吹っ掛け額だ。
トランプの要求どおり80憶ドル支払うことになれば、駐留ではなく傭兵であろう。
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この件について、菅官房長官は「回顧録に関して、いちいちコメントは差し控える」とか、
河野防衛相は「そんな話は聞いていない」と煙に巻く。
いずれ日米間で在日米軍の駐留経費をめぐる交渉が始まる。
日本政府には、しっかり理論武装して交渉に臨んで欲しいものだ。
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駐留米軍への『思いやり予算』が『みかじめ料』だとなれば、日米同盟も形無し。
アメリカ合衆国にとっても、日本の用心棒さまでは不名誉な事だと思われる。