プリゴジンの
ワグネル部隊が「モスクワを目指して行進中」と伝えられたのは、一昨日。
ところが、今朝はモスクワの手前200キロの地点で突然、
「方向転換して宿営地へ戻る」と報じられた。
ウクライナ側にとっては反転攻勢の追い風になる話で、嬉しいニュースだったが、
プリゴジンの乱は、霧散消滅して残念な想いが残る結末となった。
プリゴジンの民間軍事会社ワグネル部隊は、プーチンの私兵のような存在だとされる。
アフリカなどでの動きは、愚連隊の如き戦闘集団として、プーチンのお墨付き。
プーチンのウクライナ侵攻でも、最前線で戦果を挙げているのである。
今回のモスクワ行進が、ショイグ国防相やグラシモフ参謀長への反撥だとしても、
プーチンにとっては国家への反逆であり、怒り心頭の事態である。
ベラルーシのルカシェンコがプーチンと電話会談して、
プリゴジンの乱は「ロシアFBSの捜査対象外」、「同氏はベラルーシへ移動」となり、
一件落着となった。
モスクワ進行に不参加のワグネル戦闘員は、ロシア国防省との契約可でお咎めなし。
いずれにしろ、プーチンを怒らせたプリゴジンは、暗殺の恐れ?
今回のプリゴジンの乱は、プーチンの終わりの始まりかも?