昨夜から今朝にかけて、
横田滋さんの死去を知らせるニュースが流れた。
中学一年生の娘めぐみちゃんを北朝鮮工作員に拉致され、
救出のため全力で生きてこられた拉致被害者家族会の前代表・横田さんが亡くなられた。
安倍総理は「痛恨の極み」、菅官房長官は「申し訳ない」と。
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日本人拉致問題の一つのキッカケは、1997年の自民訪朝団のときだった。
それまで日朝国交正常化交渉で日本人拉致問題を提起すると、北は席をけっていたが、
この会談で初めて、北朝鮮側から「行方不明者として調査する」との返事を引き出していた。
その結果、翌年に「行方不明者は居なかった」との回答であった。
あの当時の訪朝団の森喜朗氏、山中正輝氏らは「拉致被害者」を「行方不明者」にすり替える北朝鮮側の
本質を「なぜ?」と、見抜けなかったのか残念でならない。
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その後も、元北朝鮮工作員から「めぐみさんを現地で見た」という証言もあった。
当時の日本のマスコミ、特に岩波は雑誌『世界』に、東大教授の「日本人拉致はでって上げ」などと、
いう文章を掲載するなど反キャンペーンまでする始末だった。
そして、あの小泉総理の電撃訪朝が実現して、蓮池さんら5人の拉致被害者の帰国が実現する。
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さらには、北朝鮮から「めぐみさんは死亡した」として遺骨を送ってきたこともあった。
日本側でDNA鑑定をしたところ別人のものだと判明した。
この時「満腔の怒りを以って遺骨捏造に抗議する」と横田さんは無念の心情を吐露された。
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いま、日本政府は金正恩との無条件直接対話を模索しているが、その糸口さえ見いだせない。
合掌!