韓国は、ケソンの共同連絡事務所を爆破されるなど、北朝鮮からやられっぱなし。
この先、文在寅政権は北朝鮮と、どう向き合うか?
まさか看板の融和政策をやめて対決路線へ切り替える事も出来なさそうだ。
2018年、文在寅は金正恩との首脳会談で、北が喜ぶ幾つかの約束をした。
金剛山観光やケソン工業団地再開や南北鉄道の連結や、ETC。
だが、その約束は国連決議による北への制裁やアメリカの了解が得られず何も実行されないまま。
それを、北が怒って「もう韓国は相手にしない」と暴挙に出たもの。
だから今の事態は、文在寅の融和政策の空手形が自ら招いたツケだと言えなくもない。
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もともと、文在寅の融和政策は、金大中の太陽政策を引き継いだもの。
太陽政策はイソップ寓話に出てくる『北風と太陽』のような夢物語に過ぎないだろう。
文政権が夢物語でもいいから融和政策を進めたいなら、北は外貨事情が苦しいと言われるので、
この際、北へお金をおくったら手っ取り早いかも。
ニュースによると、アメリカへ急遽、特使を派遣したという。
韓国独自での経済制裁の解除をやらせてくれ、と頼みに行ったのかもしれない。
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これで北の怒りが収まれば、お金をくれる文在寅に「もう韓国は相手にしない」とは言わないし、
物騒な軍の展開も無いだろうから、朝鮮半島の平和は安泰である。
だが、アメリカへ派遣した特使が、いい返事を持ち帰ることは難しそうで、文在寅は苦しい。