前大統領補佐官のボルトン氏が、
回顧録『それが起きた部屋( THE ROOM WHERE IT HAPPENED )』を出した。
トランプ大統領に関する、ホワイトハウス内での暴露本とも言える内容である。
以下、その一部をニュースから引く。
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トランプは「知識不足ではなく驚くべき無知」だと。
例えば、「朝鮮半島が何故どのように分断されたのか」について、
何度も繰り返し説明しても、彼の頭には入らないようであった。
また、「フィンランドはロシアの一部か」と尋ねられたりもした。
そんなことを聞く人物に何と答えれば、いいのか?
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金正恩との非核化をめぐる交渉について、
トランプは内容より“どれだけ目立つか”に、強い関心を持っていた。
彼は何度も記者会見に報道関係者が何人集まるかを聞いてきた。
あの会談で得たものは何もない。
残忍な独裁者にお世辞を並べ褒め称えれば取り引きに応じさせられるという考えは、
極めて単純で危険だと思った。
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ボルトン氏は回顧録出版にあたってのインタビューに答え、
「トランプは一期だけの大統領として記憶されることを願う」と。
そのうえ「彼は保守的な共和党員ではないと思う」とも述べている。