三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

匠に敬礼して乾杯!

2011-05-02 16:36:23 | 食日記
<4月23日の食事>
朝:紅茶の米粉シフォンケーキ(和良で購入)バナナヨーグルト コーヒー
昼:生春巻き(中身:豚とピーマンの塩麹炒めとアボカド)ブルーチーズ入り油揚げの炙り 小松菜とトマトの塩麹蒸し みちのく福島路ビール・ピルスナータイプ
間食:ガトーショコラ コーヒー(プレッツェル付き)@Cafe PLACE JAUNE・三宿
夜:塩麹とゴマ油のトースト(レ・サンク・サンスで購入したバケット使用)ほうれん草の洋風白和え キャベツの塩麹漬け ブルーチーズ入り油揚げの炙り 金麦

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待ちに待ったビールが届いた。
福島の「みちのく路ビール」の飲み比べ6本セットである。
すぐに試したいし、たまたま1人での休日だしで、昼間っからあけることにした。

これは!と惹かれた「米麦酒」でも、福島の特産の桃を使った桃のエールでもなければ、大好きなヴァイツェンタイプでもなく。
最初に開けたのは、一番オーソドックスなタイプといえるピルスナータイプを。

これには、食事というよりおつまみを合わせたい。
糖質はビールで摂れるんだから、米もパンもいいや。

で、作ってみたのが、油揚げにブルーチーズを入れて、両面炙り焼きにしたもの。
先日読んだ平松洋子さんのエッセイに紹介されており、シズル感溢れる文章に「これ絶対作ってビールと合わせる!」と誓ったものである。

結論を言えば、凄く美味しかった!
チーズを肉として具現化するような。
味付け次第では大豆食品は肉のようになるのは有名な話だが、これもまた然り。
薄切りの豚肉に巻いたような、でも実際に肉を使ったら、くどくなってしまうんだろうな。
ブルーチーズ独特の臭みも緩和されて、コクみだけしっかり残り、組み合わせの妙というものにただただ脱帽である。

ビールもまた美味しくてねぇ。
ツイッターにて教えてもらった地ビールなのだが、ご紹介された方が好きと仰ったのがよくわかる代物。
酒に対する語彙が貧相なのが恨めしいのだが、美味しいものをひとり占めするのが惜しくて、この週に二本目をあけられなかったと書けば伝わるだろうか。

昼も飲んだのに、夜も飲まない訳はないでしょう。
という訳で、夜もまた食事というよりおつまみを作る。
金麦に合わせて作るのは、塩麹とごま油を混ぜたものをフランスパンに乗せて焼いたもの。
デイリーポータルZにてライター馬場さんが塩麹についての記事を書かれた際、お勧めの食べ方としてご紹介されていたものである。
これまた弁当のおかずというよりは完全に酒の肴なので、そりゃあもう虎視眈々と機会を伺っておりましたよ。

また結論から言いますと、ここまで煽っておいて、不味い筈もないでしょう。
旨い塩麹にごま油の香ばしさ、それがラスクになってごらんなさいよ。
しかもパン自体もウマいんだよ。
これまた脱帽であるという表現以上に、どう言い表わそうか。

この日思ったのは、「料理が得意で食べ物に詳しく、また食べ物について書く機会の多い方の言うことは、よく聞くものだ」ということだ。
いわゆる料理人ではなくとも、かの方たちは「食」のプロなのだもの。
そりゃあ美味しい食べ方にも長けておりますわ。

ならばと、同じく平松さんの書かれた著作に出てきて、試したいものが「いちじくにごまだれ」。
詳しくは書かれていなかったけれど、「よく熟れた」と頭についていたから、ドライフルーツではなくて、青果なのだろう。
組み合わせの妙という言葉の気配がして、とても惹かれる。

いちじくの旬は、夏の終わりか秋口だったっけ。
初夏も始まらない今から、夏が去るのが待ち遠しくなるのであった。


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