三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
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惑わせる鉄分

2012-11-19 21:54:02 | 学びました。
〈10月22日の食事〉
朝:ハムチーズマフィン(確かサンクスで購入) インスタントスープ
昼:KUONカレー(デリ吉で購入)
夜:肉まん、ピザマン(ローソンで購入) トマトジュース

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11月も半ばというこの期に及んで、夏の暑かった日のことについて話すが、あの日はめまいを感じていたのだ。
と言っても仕事を休むほどではなく、もちろん歩けるし、でもクラクラしてしんどいなあ、という程度。

電車のシートに体を沈めながら目を閉じ、思い浮かぶのは「こりゃあアレだな、鉄分を取らにゃあ」という気持ち。
とは言え、これから仕事に向かうから、こののち一日は自炊もままならない。
手軽に鉄分を取れるものといったら、と検索して驚いた。

私は、鉄分が多いものといったら、プルーンという印象があったのだ。
プルーンの宣伝でそう謳っているから、同調される方も多いだろう。
ところが、プルーンはそんなに鉄分が含まれていないのである。
ドライのもの100gで、女性が一日に必要な鉄分の3%程度の含有率らしい。
ドライプルーン1個は約10gとのことなので、100gは10個分である。

資料:「簡単!栄養andカロリー計算:プルーンのカロリー」

もしプルーンだけで必要な分を摂ろうとすると…と考えると、気が遠くなる。
他に鉄分の多いイメージのあったレバーやひじきは、予想に違わず鉄分が多いらしい。
どうやら地道にそれらを食べた方が良さそうだ。

ここまで見て、ならば、と思ったことがある。
やはり宣伝文句で「レタス10個分の食物繊維!」と謳われることが多いが、そもそもレタスって食物繊維多いのか。

調べると、やはりクロだった。
いや、レタスは悪者ではなくて、レタスを引き合いに出すのがクロである。
こちらにある表によると、食材ごとの含有率ランキングでは40位にすら入っていないのである。
多いのは、やはり豆類。
ここでも上位に登場するひじきは、なんと優秀な食材なんだろう。

資料:「簡単!栄養andカロリー計算:食物繊維総量」

それなのに何故レタスを持ち出してくるかと言うと、よくサラダに使われる食材だからではないだろうか。

サラダを食べていればついつい食物繊維をしっかり摂った気になってしまうけど、実際のところはそこまでじゃないんですよ。
だからと言って、レタスを10個も食べるの大変でしょ。
だったら、うちの商品(なんとかファイバーみたいやつ)はドリンクに溶かせて飲めて手軽に摂取できるうえ、一つの包装で一日分ですよ。
楽チンでしょ。

そう言いやすいからではないか。
ビタミンCにおけるレモンも、そんなところではないかと思う。

それにしても、時々真面目に栄養学について調べると面白い。
鉄分の話に戻すと、鉄分の含む食品を摂っても、一緒に摂る食品によっては無効となってしまうようだ。
お茶やコーヒーに含まれるタンニン、玄米やライ麦パンに含まれるフィチン酸は、鉄分が吸収を妨げるらしい。

資料:「簡単!栄養andカロリー計算:鉄の働き、欠乏症、過剰症」

貧血予防にレバーを食べるなら、主食は白米で。
お茶は食後しばらく経ってから、と覚えておこう。


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